師走の繁忙期が過ぎて
気がつけば年末
元旦
あのあと一度だけ
おそるおそる聞いた
「わたしのこと すき?」
「うん」
よかった
あーよかった
やっぱり忙しすぎて
ちょっとおかしくなってたのかな
そうだよ
そうだよね
毎年恒例の
わたしの実家での年越し
いつもどうりに蟹の殻をむいてくれて
わたしに一番美味しいところをくれた
いつもどうりに笑ってはいけないをみて
みんなで大爆笑した
いつもどうりにあなたは酔っぱらって一度寝て
テレビから流れる除夜の鐘で目が覚め
いつもどうりに自宅に帰る前に
神社にお参りに行って
いつもと同じ交通安全のおまもり買って
おみくじひいたら
わたしが末吉で悪いことばかり
書いてあるのをきにしてるのをみて
「大丈夫 よくなるって願ってればよくなるから」
ってすごく意味深なことを言ってたね
それでも
しんしん雪が降り続く寒空の下を
二人は手を繋いで
いつもどうり歩いたね