生きてるようにしか見えないけど、

やっぱり母は亡くなってるんですよね。


仕方ない。


動かねば。


主治医は居なくて当直医からの説明受ける。


看護師さんに、まずは互助会とかに入ってるなら連絡を、と言われ、

葬儀会社の会員になってる旨を伝える。


まずはそこに連絡し、

遺体を引き取りに来てもらい、

実家は機能してないので直接葬儀場に運んでもらうことに。


さて困った。

葬儀会社の電話番号なんて覚えてねーし。


いったん実家に帰って連絡先調べて

痛い引き取りの時間までに戻ってくる旨を

看護師さんに伝える。


外は雨。


タクシーも通らないような細い道です。


とりあえず、ムスメと2人で駅まで歩く。


タクシー乗る前にふと思い出した。


父の葬儀の時にお世話になって、

その後も一人暮らしの母がいろんなこと相談してた、


葬儀屋のMさんの事を思い出した。


母が暑い夏にトボトボ歩いてたところを車で拾ってくれて実家まで送り届けてくれたり

位牌の相談から普段の生活の相談まで

母の話をいつも親身になって聞いてくれてた。


母が倒れた時に、母のスマホにMさんとのやり取りを見つけて


もしもの時のためにワタシのLINEと繋げておいたのだ。


私『MさんにLINEしてみよぅか。』

ム『それがいいよ!Mさんがいろいろ手配してくれるかも!』


LINEで母が亡くなった事を伝えると

間髪入れずにMさんから電話かかってきた。


そしてすぐに、Mさんが手配してくれて、

葬儀屋さんからも電話あり。


7時半に病院にお迎えにあがります。


とのこと。


駅からタクシーに乗ると、


運転手さん、すごいおじいちゃん💦


行き先伝えたら、はぁ?みたいな反応。


ナビとかも無いみたい、ヤバいこれは。


ところが話してるうちに思い出したみたいで、


『若い頃、そのあたりでペリカン便のドライバーやってましたわ!』


と、急に裏道通って、意外と早く着いた。


誰もいない、真っ暗な実家。


ムスメと2人で半べそかきながら


仏壇のジジに報告。


そして葬儀屋の会員証を探すも、


無い!なんか契約した時の書類しか無い!


時間も迫ってきてるので、仕方なく


病院へ戻った。今度は電車で。


真っ暗な病院に着いてインターフォン鳴らすも、

返事はあって今おります!って言われたけど

10分ぐらい待ったけど誰も来ない。


すると、向こうからスタッフ走ってきた。


ワタシら正面玄関で待ってたんやけど、

御遺体は霊安室からの搬出口みたいなとこで、

違う場所で向こうも待ってたらしい💦


急いで向かうと、母が、浴衣を着せられ、

顔周りにレースのカチューシャが顎まで繋がったのみたいなのをはめられて、ストレッチャーに寝ている。


最後のお別れ、と言われて、顔を覗くと

なんだか笑ってるみたい。


病院の方に挨拶をして

死亡診断書を受け取り


母と一緒に車に乗る。


ワタシは助手席

ムスメは後ろでおばあちゃんの隣に座って


葬儀場に向けて出発。


到着して控え室に通される。


控え室は10畳の和室で

遺体はカチューシャを外され

綺麗な布団に寝かされ

守り刀を乗せられ


今夜はここに泊まるように言われる。


妹には連絡してあって、到着は22時過ぎるみたい。

旦那も車でここに来るから、到着は24時過ぎるみたい。


お腹空いたな。

お昼食べて以来、何も飲み食いしてない。


ムスメと2人で近くのAEONに買い出しに。


何も持ってきて無かったから

下着とか、あとスマホの充電コードとか、

お弁当とか(遅い時間なのであんまり良いのなかったけど)買って


控え室に戻り、母を眺めながら、


お弁当をあたためて食べました。


AEONが22時まで開いてて良かった。


妹が来て、旦那もここに泊まるって言ったら

えー雑魚寝嫌だから私は実家行くわ。


と、24時ごろまで喋ってたけど

実家に帰って行きました。

(葬儀場から実家までは歩いて15分ぐらい)


そのうち旦那も来て


その日はそこに布団を引いて寝ました。