★お写真は、2010年、上海万博に合わせ「遣唐使船再現プロジェクト」に際して復元された遣唐使船

(博多港にて、2010年5月14日撮影されたもの)


船は全長30メートルで、建造費は1億2千万円。

絵巻物や最新の学説を基に設計、

張家港市で建造した。

船体は鉄製で、表面を木材で装飾。

マストには竹で編んだ帆が張られた。


赤と白のコントラストが華やかですね😃✨




<遣唐使船>


大陸の覇権を握ったとの外交関係を深めようと、

630年、舒明天皇の時に、

第2代皇帝・太宗へ宛てて第1回遣唐使を送りました。


そして遣隋使以来、

朝鮮半島の西岸に沿って進む新羅航路

を取っていましたが、

白村江で唐・新羅連合軍に大敗を喫してからは、

朝鮮半島を統一した新羅との関係がぎくしゃくし始めたことによって、

奄美や琉球を島伝いに行く南島航路(702~752)、

次いで対馬海流に逆らって黄海を横断する

大洋航路(773~838)を取ることを余儀なくされました。



空海様は、804年(延暦23年)、

31歳の時に遣唐使に随行する留学生として

唐に渡りました。

この時、4艘のうち2艘しか、無事に辿り着けなかったそうです。

大変に危険な航海であったことがわかります。




そんな危険な、命を失いかもしれない航海に、

向学心等の情熱を持ち挑んだ先人達✨

本当に、素晴らしい❣️と思います。


かなり小型な船であったことがわかります。