映画とともに生きる -2ページ目

映画とともに生きる

気がつけばいつも、生活の中に映画がある

【★評価】 (五つ星評価)

★★


【解説・ストーリー】
2人の幼い子どもの育児に追われるマーロだったが、お腹の中にはもうすぐ生まれてくる3人目の赤ちゃんが。それでも夫のドリューは優しい言葉をかけるだけで、家事も育児もマーロ任せ。元来が真面目で完璧主義のマーロはたった一人で頑張ってきたが、それも3人目が生まれてついに限界に。抵抗を感じながらも、裕福な兄クレイグに紹介された夜専門のベビーシッターを頼ることを決断する。やって来たのは、意外にも若くて美しい女性タリー。しかし見た目の印象とは裏腹に、その仕事ぶりは完璧。そんなタリーのおかげで肉体的にも精神的にもゆとりを取り戻していくマーロだったが…。


【レビュー】
前評判が良くかなり期待してしまったせいか、「あれ?」と拍子抜け。

ベビーシッターにより心身ともに楽になり、本来の人生の楽しみを思い出させてくれた。

というだけを描いたように見えてしまうのだけれど、それより深い示唆があったのかしら。

私がそれを見逃してしまっただけ?

 

この、急に登場したベビーシッターは何者か?には一応オチはあるものの、

それはなんとなく見ているうちにわかってくる。

でも、そのオチはちょっと無理があるし、そのオチだとすると結局女性にとっての本当の救いってどこにあるの??

と思ってしまった。

スーパーなベビーシッターが実在して、その人に救われた、という現実的な話のほうが、

現実にスーパー多忙な女性にとっては救いがあるように思うのです。

なんか、納得が・・いかない・・・

【基本情報】
原題: TULLY
製作年: 2018年
上映時間: 95分
製作国: アメリカ
監督:    ジェイソン・ライトマン

【出演】

シャーリーズ・セロン    マーロ
マッケンジー・デイヴィス    タリー
マーク・デュプラス    クレイグ
ロン・リヴィングストン    ドリュー
アッシャー・マイルズ・フォーリカ    ジョナ
リア・フランクランド    サラ

【★評価】 (五つ星評価)

★★★★


【解説・ストーリー】
貧しい白人家庭に育った少女トーニャ・ハーディング。母親のラヴォナは、娘のスケートの才能に気づくと、彼女を一流の選手にして貧困から脱しようと本格的にフィギュアスケートを習わせる。しかし娘に愛情を示すことはなく、トーニャは罵倒と暴力が日常の少女時代を過ごしていく。やがて15歳でジェフ・ギルーリーと出会い、恋に落ちるトーニャだったが…。

【レビュー】
トーニャ・ハーディングといえば、私が中学生のころにフュグアスケートのスター選手だった。

気が強くて性格が悪そうな印象が強い。

ナンシー・ケリガンといつも競っていたので、ケリガン襲撃事件が起きたときは衝撃だった。

リアルタイムでその事件の報道を見ていた私からすると、この映画の存在もまた衝撃だった。

まさかこれを映画化するとは。

映画化できるぐらいに月日が経過したということですね。

 

ハーディングの幼少期のことは情報として全く知らなかったので、

この作品を見て、母親の影響を大きく受けていることを初めて知りました。

こんなにスパルタ教育をされてもスケートをやり続けたというのはよほどスケートが好きだったわけですね。

こうやって改めて彼女の功績を振り返ると、トリプルアクセルはいまだに難易度が高く、公式試合でトライする人も少ないことを考えると、

当時、彼女がトリプルアクセルを成功させたことはすごいこと。

やはり彼女は天才スケーターだったわけですね。

 

天才スケーターの彼女が大好きなスケートをできない状況に追いこんでしまったこの事件。

いろんな誤解やタイミングの悪さから起きてしまったことを知り、何とも悲しい気持ちになります。

 

それでもただでは転ばない彼女。

スケートができないなら総合格闘家になるわ。ってなんでやねん!!

今となってはネタ的に自虐的に語られる彼女ですが、それでも彼女がスケート界に残した功績は輝かしい。

彼女と比較すると、浅田真央さんはなんてクリーンで天使のまま引退したことでしょう。

トリプルアクセルが得意という共通事項はあるものの、真逆の存在ですね、この二人は。

【基本情報】
原題: I, TONYA
製作年: 2017年
上映時間: 120分
製作国: アメリカ
監督:    クレイグ・ギレスピー

【出演】

マーゴット・ロビー    トーニャ・ハーディング
セバスチャン・スタン    ジェフ・ギルーリー
ジュリアンヌ・ニコルソン    ダイアン・ローリンソン
ボビー・カナヴェイル    マーティン・マドックス
アリソン・ジャネイ    ラヴォナ・ハーディング
ポール・ウォルター・ハウザー    ショーン・エッカート
ボヤナ・ノヴァコヴィッチ    ドディ・ティーチマン
ケイトリン・カーヴァー    ナンシー・ケリガン

【★評価】 (五つ星評価)

★★★★★


【解説・ストーリー】
幼なじみの若者アンソニー、アレク、スペンサーの3人が、旅行中に遭遇した無差別テロにいかにして果敢に立ち向かうことが出来たのか、その知られざる真実の物語を、彼らの子ども時代からの半生と、緊迫の事件のリアルかつ詳細な再現を通して明らかにしていく。


【レビュー】
実話を基にした作品。

ノンフィクションを撮らせたらこの人の右に出るものはいないのではないかと思わせるほどの存在となっているイーストウッド監督。

すっかり巨匠です。

私は年々、彼が作る作品のファンになっていってます。

恐らく私が年を重ねたことで、彼が撮る、人々の愛情や深みが理解できるようになってきたからかもしれません。

 

なんてこともない人生を送っている3人の幼馴染が、いったいどうやってヒーローになるの?

と思っていたら、なんてこともない人生を真面目に生きているからこそ、その延長線上でヒーローになるわけですね。

 

3人の主人公は全員本人が演じています。すなわち、全員演技は素人。

また、事件が起きた列車に偶然乗り合わせていた乗客たちの多くが本人役としてこの作品に登場しているとのこと。

登場人物の多くが、劇中で自らを演じるという粋な演出。

よくもまぁ、米軍と合意にこぎつけたものですね。

 

善良な人たちがその善良さをもってして人助けをした事実を、

本人たち出演による映画化を行い、彼らの偉大さを改めて称える。

なんて粋なことをするんだろうかと、イーストウッドの手腕に改めてくだを巻きました。

彼の作品は、すがすがしい気持ちになり、見てよかったと思わせてくれます。

【基本情報】
原題: THE 15:17 TO PARIS
製作年: 2018年
上映時間: 94分
製作国: アメリカ
監督:    クリント・イーストウッド

【出演】

アンソニー・サドラー    本人
アレク・スカラトス    本人
スペンサー・ストーン    本人
ジェナ・フィッシャー    アレクの母
ジュディ・グリア    スペンサーの母