テッド/TED | 映画とともに生きる

映画とともに生きる

気がつけばいつも、生活の中に映画がある

【★評価】 (五つ星評価)

★★★★
映画とともに生きる


【解説・ストーリー】

1985年、クリスマスの夜。友だちのいない孤独な少年ジョンは、神様にあるお願いをする。すると奇跡が起こり、大好きなテディベアの“テッド”に魂が吹き込まれ、人間のように動いて喋り出したのだ。以来、片時も離れず友情を育んだジョンとテッド。やがて月日は流れ、27年後。ジョンはすっかりダメ中年オヤジに成長し、一方のテッドは姿こそ昔と変わらない愛くるしさだが、中身はジョンに輪を掛けて不良で下品なエロオヤジになっていた。そんなテッドの存在に我慢ならないのがジョンの恋人ロリーだった。勝手気ままなテッドのせいでジョンとロリーの生活は引っかき回されっぱなし。ついに怒りが爆発したロリーは、テッドを家から追い出すようジョンに迫るが…。



【レビュー】

爆笑したい。


この切なる思いを胸に秘め、

ドえらい期待値を抱えて、

会社帰りの深夜に観てきましたとも。


『ハング・オーバー』のような大爆笑、

とまではいかないまでも、

声を上げて笑っちゃうシーンが沢山あって、

気分はスッキリ。


やっぱり日常に笑いは必要ですね~

特に、1週間の仕事を終えた疲れた脳みそに与える笑いってのは

格別なもんです。


私は動物を飼ったことがないし、

お気に入りの人形を持ち歩くタイプの子供ではなかったので、

比較的テッドと主人公の関係性には共感しづらい場所にいると思うけれど、

それでも十分に感情移入し、

しんみりしたシーンではしっかり涙もホロリ。


涙しながらも、

「なんだって私はクマの人形を相手に泣いてるわけ??」

と思うと、その状況がおかしくなってきて笑えてきたり。


テッドのフカフカ感が伝わってきて、

私も抱きつきたい!と思わせるし、

性格はこ憎たらしいのに、

このフカフカ感が憎たらしさを相殺している。


なんやかんやでテッドはすごくかわいいし、

主人公の恋人役を演じるミラ・クニスもとっても魅力的だし、

視覚的にも満足度が高い。


気軽に楽しめる娯楽作品。
こういうのもたまにはイイね。




【基本情報】
原題: TED
製作年: 2012年
上映時間: 106分
製作国: アメリカ


監督: セス・マクファーレン
製作: スコット・ステューバー 他
製作総指揮: ジョナサン・モーン
原案: セス・マクファーレン
脚本: セス・マクファーレン アレック・サルキン ウェルズリー・ワイルド
撮影: マイケル・バレット
音楽: ウォルター・マーフィ
ナレーション: パトリック・スチュワート


【出演】

マーク・ウォールバーグ     ジョン・ベネット
セス・マクファーレン       テッド

ミラ・クニス             ロリー・コリンズ
ジョエル・マクヘイル       レックス
ジョヴァンニ・リビシ        ドニー