「その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。」ヨハネ20:19

 

弟子たちはイエス様の十字架刑の後、恐れに震え一つの場所に集まり鍵をかけ身を潜めていました。そこに復活されたイエス様が現れ、「シャローム!あなたがたに平和があるように!」と言われました。それは弟子たちが不安の最中であることを承知で言われたのであり、弟子たちの心が平安であることをイエス様が望まれたのです。

 

現代を生きる私たちに起こる多くの問題は、「平和でない」のです。

今、あなたの心は平安ですか? 今あなたの家庭は平安ですか? 

 

先日行われた「家族の回復セミナー」では、自分の思考パターンを知ることが大切ということでした。

そこで学んだ『家庭に平和を築きにくいパターン5』をご紹介します。

1)~べき 思考 人に好かれるべき、期待に応えるべき、これをするべき、しないべき、等と、融通が効かない思考から、思い通りにならない相手、もしくは出来事が起きると混乱して振り回される。

2)全か無か思考(All Or Nothing) 物事を見る時、「白か黒か」「○か✖️か」「善か悪か」左右対照的な考え方。自分の仕事などに少しでも失敗があると「これはダメだ、失敗だ。」と結論づけてしまう。平和が築きにくい。

3)一般化のしすぎ 自分の意見を数人に批判されただけで、「みんな私の意見を批判している!」と一事が万事、一般化してしまう。「いつもあなたはこうなんだから!」しかし、本当はいつもではないかもしれません。

4)早まった結論 「どうせ、うまくいかない」「どうせ、私なんか、、」充分な根拠がないまま結論を急いでしまう。また、充分な根拠がないのに、「私の気持ちはきっと理解してもらえるはずだ!」と結論づけてしまう。

5)レッテル貼り 

ある人に対して「計算高い人」というレッテルを心の中で貼ってしまうと、その人の言動のすべてが「計算された言動」に見えてしまう。人はみな、実際は多様な特徴を持っているのに、その人にレッテルを貼ると、その人を一つの固定化されたイメージで見てしまう。自分に対しても「私はダメ人間だ」などのようにレッテルを貼ってしまう場合もある。

 

皆さんはどうでしょうか。これに当てはまらなかったとしても、自分の思考パターンを知ることは大切です。

もしあなたが自分の思考パターンを知ったならば、

「平安であれ!」と言われるイエス様にご自分の問題を話してみたらいかがでしょう。

平安あれと言われるその平安があなたに与えられますよ。

 

イエス様が言われました。

「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」マタイ5:9

皆さん、今どれだけの人たちが平和を壊しているでしょうか。

世界に目を向けても、小さなコミュニティーに目を向けても、平和を壊す人が目立ちます。しかし、そのことを嘆くことよりも、問題があることは避けられないし(本来、問題があることが問題ではない)私たちは、置かれたところでしっかりと立ち、全き平安を生きるのです。

状況は苦しくとも、悲しみの中であったとしても、救い主、イエス様が「平安あれ!」とあなたの目を見て言われるのですから。その平安を持とうではありませんか。 

イエス様こそ、あなたを理解し、あなたの痛みを理解し、あなたの人生を良いもので満たしてくださる方まことの神であるのです。