おはようございます、あこです。

 

 

 

2024年元日。

 

令和6年能登半島地震。

 

 

 

 

 

忘れてはいけないことだと思うので

ブログにこの日のことを記録しておこうと思います。

 

 

 

 

 

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2024年1月1日

 

 

大晦日からケンちゃん(旦那)の実家に泊まりに行っていたのですが

この日は朝からすることがなく、イオンまで子供と出かけていました。

 

 

とても天気が良い日だったので、

ケンちゃんはイオンから自宅までランニング練習。

 

 

 

 

 

 

帰宅をしてお昼ご飯を食べ、徐々に親戚が集まってきて楽しく過ごしていました。

 

 

 

 

 

そして夕方、親戚一同が帰り、

ケンちゃんの母親を含め4人で居間でのんびりしていた時、最初の揺れが起こりました。

 

 

 

 

 

この時の揺れはとても大きく感じたものの、

家の中の物が落下することはなかったです。

 

 

 

ただ怖過ぎてこたつの中に入ろうかどうしようか考えているところで、一旦おさまりました。

 

 

 

 

 

そして少し経った後、本格的な揺れがありました。

 

まさかこんなに揺れるとは・・・

 

 

 

これが震度7です。

 

 

 

 

震源地(町)からの距離は約77km。

車で2時間ほどの距離です。

 

 

 

 

 

 

 

この2回目の大きな揺れの時、私たちは外にいました。

 

 

その理由は、親戚の小学生の女の子が戻ってきたからです。

 

 

 

 

 

今でも私はこの子に、命を救われたんじゃないかって思ってます。

 

 

 

 

 

 

この子が戻ってきた理由は、ぬいぐるみを忘れて取りに来たから。

 

可愛い犬のぬいぐるみ。

 

 

 

 

 

戻ってきて、ぬいぐるみを渡すためにみんなで外に出たんです。

 

 

 

そしたら、とても大きな揺れが起こって。

 

 

 

 

震度7なんて、体験したことがあるわけないから本当に怖くて怖くて。

 

 

 

 

 

 

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ぬいぐるみを取りにきた小学生の女の子と、

そのパパとママ、

 

そしてケンちゃん母、ケンちゃん、子供、私。

 

 

 

この7人で、揺れる中必死に家の前で地面にしがみついていました。

 

 

 

 

 

軽自動車は大きく飛び跳ねるように揺れ、今にもひっくり返りそうな状態。

 

 

 

そしてケンちゃんの実家も古いので、網戸が外れ家全体が大きく軋み揺れる。

 

 

 

 

こんなのみたことない。

 

 

 

 

 

一旦揺れが落ち着いた隙に、空き地に移動する。

 

たった数メートル先の公民館の空き地にいくのもすごく怖くて、途中揺れて歩けない状態。

 

 

地面は割れているし、波打っている。

 

 

 

 

そんな中、2歳になったばかりの息子を抱えて必死に移動しました。

 

もちろん、スマホはおろか荷物なんて取りに行ける状態じゃない。

 

 

 

 

 

とにかく命を守るためだけに動いていました。

 

 

 

 

 

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地震が少し落ち着いた後、

ケンちゃんは実家へ戻り車とスマホ、上着だけをとり戻ってきました。

 

 

夕方の時点でとても寒く、とにかく息子を温めることが大事だと判断。

 

 

 

 

 

そして小学生の女の子の家族も、車で公民館へ。

 

 

 

 

しばらく車の中で過ごしていたのですが、町中に放送が流れてすぐに高台へ移動しました。

 

 

 

「津波が来る、逃げろ」と。

 

 

 

 

 

 

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千里浜 って聞いたことがあるでしょうか?

 

日本で唯一、車で走ることができる砂浜のことです。

 

 

 

 

ケンちゃんの実家はその近くだったので

公民館から高い箇所にある運動公園へ移動しました。

 

 

 

 

私たちは早い方だったようで、車を駐車場に入れることはできましたが

その後どんどん車が来て、乱雑な状態に。

 

 

 

 

 

 

避難って、こんな感じなんだ・・・

 

パニックになった人間って、こんな感じなんだ・・・

 

 

 

と、暗く実感した瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

 

その公園には体育館もあり、中で過ごすこともできましたが

断水しておりトイレも異臭がすごい。

 

 

 

 

自販機には行列ができ、飲み物を買い占める人も。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ここである問題が発生。

 

 

そう、子供のオムツがないこと。

 

 

 

 

崩れそうな実家からオムツを取ることは難しく、

余震が続く中で非常に困りました。

 

 

 

 

そんな中、その高台にある公園の近所に、

ケンちゃんの友人のご実家があるとのことで

 

 

ケンちゃんは暗闇の中そのお家へ一人で向かいました。

 

 

 

 

 

15分後、オムツ、お手拭き、ふくろ、お菓子、パンなど、たくさん持って戻ってきました。

 

 

 

 

お孫さんが息子と同じくらいの歳で、本当に助かった。

そしてたくさん分けてくれたことにも本当に感謝しかありません。

 

 

 

 

 

その後、なんとか子供のオムツ問題は解決できたのでよかったのですが

だんだん、車にいることが苦痛になってきました。

 

 

 

 

私自身もそうですが、何より息子がじっとしていられる年頃ではありません。

 

 

 

外に出せ、お菓子くれ、退屈だ!!と暴れる始末。

 

 

 

 

 

何度か外の空気を吸いに出ましたが、

車に戻ることを嫌がり手がつけられません。

 

 

 

 

本当に世の中のママさんって大変なんだなと改めて実感・・・。

 

 

 

 

 

 

避難所にきて約4時間。

 

 

私たちは、とりあえず津波が来ないと判断し、実家へ戻ることに決めました。

 

 

 

 

 

 

 

ガソリンのメモリが残り2まできていたので、ガソリンスタンドにもよりましたが、年末年始で休みのところが多く、唯一空いているところは大行列。

 

 

 

 

なんで満タンにしておかなかったんだ・・・

 

 

これはすごく後悔・反省したことの一つです。

 

 

 

 

 

ですが、ガソリンスタンドのスタッフさんが上手に誘導してくれたおかげで

ものの15分ほどで完了。

 

 

 

 

こんな日に・・・家族もいるだろうに・・・

 

みんなのために働く人を見て涙が出てきました。

 

 

 

 

 

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ケンちゃんの実家は崩れてはいないものの、

壁が剥がれたり、網戸が外れたり、食器が散乱したり、それだけでも危険な状態でした。

 

 

とてもじゃないけど息子を自由にはさせられない。

 

 

 

 

 

古い家なので全体的に歪みも生じたようで

 

次また大きな揺れが来たら・・・

もうダメかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そんな状態でしたが、とりあえず中へ入り荷物をまとめ、私たちは自分の家に戻ることにしました。

 

 

 

幸い金沢市内、野々市市内は被害が少ないようだったのと、

私たちの家は築年数が浅く比較的安全なので、帰宅することに。

 

 

 

 

ケンちゃんのお父さんは仕事で不在でしたので、お母さんを連れていこうとしたのですが、家に残りたいと。

 

 

「何かあればすぐ避難所へ行くから」と意思を固くしていたので、

私たちだけで帰宅しました。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

帰り道、道路がえぐれていたり地面が割れている箇所もありましたが

無事に帰ることができました。

 

 

 

途中、パンクしている車を見たり、

何台も消防車が通っていくのを見て

 

 

 

まるで現実じゃないような感覚に陥りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして私の家はどうなっているのかとも心配で

 

 

 

窓際に置いた花瓶や鉢植えが全て落ちて

テレビも台から落下し

ガラスが散乱しているかもしれない・・・

 

 

そんな不安を抱えながら帰宅。

 

 

 

 

 

 

家に入ってみると・・・

 

 

 

 

 

奇跡的に、傷ひとつありません。

壊れたものもなく、多少物の位置がずれているだけ。

 

 

 

 

 

ああ、この家は守られていたんだな。

そう思いました。

 

 

 

 

 

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それからは、今日に至るまで

揺れは何度もあるものの、避難するまではいっていません。

 

 

 

 

たった1日のことですが

すごく長く感じた1日でもあり、

 

 

今となれば、三日前のことだとも思えません。

 

もっと遠い日のことみたい。

 

 

 

 

 

 

 

今回の地震で、本当に大切なことをたくさん学びました。

 

 

 

 

物理的なこと(常備しておくものやしておいた方がいいこと)もそうですが

 

 

スピチアリュアル的なこと(日頃からしておくと神様に守られやすい)などもたくさん知ることができました。

 

 

 

 

これらについては、後日改めて、

自分の頭の整理がついたときに書こうと思います。

 

 

 

 

 

今は、更なる余震に備えて家族と一緒に過ごします。

 

 

 

 

 

 

長くなりましたが、最後まで見てくださりありがとうございました。

 

 

見てもらうためのブログではなく、自分の記録として残しておきたかったのでとても読みづらかったと思います。

 

 

 

 

 

 

皆様もどうか、毎日の一瞬一瞬を大切にお過ごしください。

 

 

 

明日の朝かけたら、またブログ更新します😊

 

 

 

では、またお会いしましょう👋