ある絵本との出会い
最近、戦争を題材にした絵本とよく出会います。
何か使命があるのか?
私がパーソナリティを務める絵本ラジオ番組「どんぐりの森」で、
戦争を題材としたものが2回続きました。
7月5日(水)・12日(水)放送の「どんぐりの森」で紹介の絵本には、
とても共感しました。
その絵本のタイトルは「やさしいメロディー」・・・
作者は「小林怜加さん」
「どんぐりの森」を知ってくださった、小林怜加さんからご連絡をいただき、
「やさしいメロディー」をラジオ番組で取り上げることとなりました。
この絵本との出会いは、私にとって大切な瞬間なのではないかと
直感で思いました。
絵本には、「戦争のない世界は、平和を願う人々の思いや行動から生まれる」
という内容が描かれています。
人間として大切にしなくてはいけない、根本的なものがそこにはありました。
戦争をするのも人間、平和な世の中を作るのも人間・・・
人間の思考を優しいものに変えるにはどうしたら良いのか?
人間は感情の生き物。
怒りや憎悪があってあたりまえ・・・
しかし、それを増幅させてはいけない。
戦争の火種を大きくしてはいけない。
そのためには、今、生きている人間が感情を超える
平和への思考を持たなくてはいけない。
この絵本に出会い、ラジオパーソナリティとして、
「言葉を伝える」という事の重要性、
意味が変わったように思います。
ラジオは、楽しくそして幸せをお届けするもの。
人の心を知り、言葉を選び、発信する。
映像がない分、言葉が大切になってくる。
戦争のない世の中とは、やさしいメロディを奏で続けること。
やさしいメロディーとは・・・
愛と調和の心から話す言葉(絵本「やさしいメロディー」より抜粋)
私の中に「やさしいメロディー」を奏で続けるという使命が生まれました。
戦争の悲劇を伝える
少しネタバレになってしまいますが・・・
7月19日(水)・26日(水)放送の「どんぐりの森」では、
絵本「かわいそうなぞう」を紹介します。
「かわいそうなぞう」は、戦時中に上野動物園で行われた、
猛獣たちの殺処分の様子を描いた、とても悲しい実話です。
約80年前に、私たちの国「日本」でおきた本当にあった悲劇です。
私がこの絵本を知ったのは、小学生の頃です。
この絵本の内容はとても残酷で、悲しみと、悔しさと、
怒りに似た感情が溢れました。
そして、私はこの絵本を手に取ることを長い間封印していました。
しかし、数十年の時を経て、また私の手元に戻ってきたのです。
何か意味を感じました。
戦争の悲劇を語り継ぐ事。
日本人としての使命。
決して忘れてはいけない悲劇。
しかし、どう次世代に語り継いだらよいのだろうか。
課題は山のようにあります。
戦争に対しての怒りの感情は、伝え方や、とらえ方によって
方向性を間違えてしまうのではないか・・・
私ができること・・・
それは、絵本の言葉たちを紡ぐ事。
それをラジオで発信していく。
今、私の手元にある2冊の絵本は、たくさんの課題と
たくさんのヒントを与えてくれました。
戦争の悲しい歴史を持つ日本人として、
戦争のない世界を願い、次世代に悲劇を語り継ぎ
平和な世の中を作るお手伝いをしていきたい。
