バンクーバーの桜に季節がやってきました。(写真はGoogleより)

 

今年で四十路も半ばを迎える私。

色んな病気や手術もしてきましたが基本的に不死身だと思っているので飛行機が落ちても死なないという根拠のない自信を元に生きています。

 

周りの友達からも「あんたは我慢するからダメなんだよ」とよく言われますが、何年経っても我慢してしまうんですよ。

 

きっとそれは母親を見てきたからではないかと思います。

母子家庭になり子供2人を育てるために母は病気であろうと怪我であろうと、病院に行こうとせず必死で働いていた姿を目の当たりにしているので、そんじょそこらの痛みで病院に行くという考えがまずないわけです。

 

そんな私の左足が痛み出したのが今月の頭。

最近足が疲れてるなーと思ってはいたものの、左がピンポイントで痛かった。

3日目ぐらいで痛み止めも効かなくなって、お風呂でオイルマッサージしても一向に良くならない。痛い。やっと3か月の研修を終えた仕事を休むなんてもってのほかなので休むという感覚がなかったんですね。

 

4日目、歩くのもしんどい。

 

なんかおかしい。 なので仕事が終わる17時まで待って、それから旦那にも言わず救急病院に。 頻繁に「最近旅行した?」って、もう10回以上聞かれて、昨年8月に日本と12月にラスベガスに・・と答えると「前過ぎるわ、最近よ最近」って、3か月びっしり研修で旅行なんてしてないしー。えー

 

待ち時間4時間、さすがカナダカナダ何もかもが遅い。 医者に会えたのが21時過ぎ、先生が「足は腫れてないみたいだけども・・・念のため明日も戻ってきて」と、血液検査だけして帰宅。(普段から足のマッサージやリンパマッサージをしていたので普通の静脈血栓症の患者と違い足が腫れていなかったのが診断1日遅れに。)

 

5日目、仕方なく会社を休み病院へ。

超音波検査、そしてまた5時間経過

 

深部静脈血栓症というものでした。 写真の赤と青が血栓です。

「Glad you came today!ニコニコ」(今日来て良かったね!)と、たくさんのナースに言われ、どれだけ死に近づいていたかも説明されました。

 

怖かったけど原因がわかって安心。その日、Blood thinner薬(血栓溶解薬?)を処方され、帰宅。

金土日と薬を飲んだらあら不思議、足の痛みが消えちゃった~~♪

 

嬉しいったらない!

薬ってすごいっと感激して月曜日仕事に行ったら途中から胸がきゅーーーーーーっっと痛む。

あれ?おかしいな?と思いながら月曜日の仕事も終え。

 

寝る時も痛い。

 

でも痛み止め飲んで寝たら治るかな?という甘い考えで痛み止めを飲んで寝て。

 

火曜日の朝、まだきゅーーーーっって痛いけど気のせいだろうと言う事にして出勤。

 

11時を過ぎた頃から息切れ。

胸が苦しい、痛い。

仕事してても頭に入らない。

 

なんか変だ。

 

で、目の前に座っているスーパーバイザーに「胸が苦しいので病院に行きたい」と伝えると「今すぐ行きなさい」と言ってくれたので向かいのビルで働く旦那に送迎をお願いして救急直行。(旦那は仕事に戻ってもらいました)

 

今回は迅速?にX-rayとCT Scan、心電図、血液検査。

右も左も刺されまくって管だらけ。

 

6時間経過。

 

「残念なことに、血栓が肺に移動してしまっているようです。心臓発作を起こす寸前の痛みでしょう。今日戻ってきてよかった。このまま放置していたら・・・」ってまた死に近づいていたことを再確認され。

 

っておおおおおおおい!!何事???! 

死ぬ?え?! 

私が死ぬびっくり

 

24歳の時盲腸破裂で死にかけた時も意識が朦朧とする中で救急隊員に「なんでこんなになるまで放っておいたんだ!」と怒鳴られた際に、苦しみ、もがきながらも「不死身だと思ったんです滝汗と答えて一緒に救急車に乗った同僚が救急隊員と一瞬笑ったという話を思い出し。

 

私が死んで喜ぶ人の顔も想像つくけど、泣いてくれる人のほうが多いだろうとか想像しちゃって。それに、今死んだら何もかも中途半端だわ。とか。。

 

迎えに来てもらった旦那さんに「血栓が肺に移動してるって」と伝えた時の「OH NO」ガーン、蒼白感。家族なんだなぁとしみじみ。なんだかんだ10年以上知ってるけども、まだ結婚2年目にして妻が死んだら可哀想だわね。

 

それより何より、カナダという遠い国で勝手に生きて、しょっちゅう帰国することも出来ず、ただでさえ心配をかけている私が親より先に45歳で異国で死にましたなんてニュースを届けたくない。

 

母親からのメールを読み直し、文章の最後には必ず「野菜食べて元気でいてね、ママより先に死なないでね」って。えーん

 

父親も毎日の様に私のFBをチェックしてくれているのがわかるので、遠くからでも見守られている感があり。

 

そんな親の思いを裏切るかのように病気になり、

 

なんという親不孝者!!ムキーッ 

 

もう心配はかけられない、それだけが脳裏によぎり。

 

これから先は 宣言:

痛いと思ったら病院、おかしいと思ったら病院行きます病院

 

苦労して手に入れた仕事を休んでいるのが本当に嫌で、お医者さんに1か月安静のところ1週間に変更してもらい、家で猫と戯れる日々。

 

あと数日で仕事に戻れるかと思うと嬉しい。

 

過去の地獄のような会社で「行きたくない」と毎日思っていた日々とは雲泥の差で、今は仕事に行きたくて仕方がない。

 

薬の副作用は血小板が減少するのでちょっとした切り傷でも血が止まらない、ぶつけた場合もすぐ痣になる。

 

この薬を摂っている以上、歯医者もしばらく禁止。(これが一番困る)

習い始めようとしていたキックボクシングも断固禁止され。

 

ゆる~~~~い運動をしなさいと。

 

という事で、

昨日は近所のコミュニティセンターでサウナとスチームルームとプールで旦那も一緒にリラックス。 North Vancouverに住む方に必見の場所です。

このFacilityが素晴らしく、毎週通う事になりそうです。

 

私の場合長旅をしたわけでもない、原因不明の血栓症のため今後は癌の検査が2つほど予定されています。

 

長時間座っていたからじゃないか?と聞いたらそんな仕事をしている人は山ほどいるから違いますって却下されました。

 

癌じゃないことを願います。