検査結果は旦那と、旦那の看護婦をしてた叔母さんがついて来てくれた。
叔母さんはその病院の外科で看護婦さんをしていた。
旦那と私、何を聞いていいか分からないし心強かった。
病院で叔母さんと合流して診察室に入った。
「検査結果がこれね。転移があると赤くなるんだけど、ここ、左の胸の所は赤いでしょ?あと喉が赤いけど話してたからかな。」
(それは寝そうになりイビキをかきそうになったやつだろうか💦)
「膀胱は集まりやすいから赤いけど、他に転移はなさそうだね。」
その言葉にホッとした。旦那を見ると旦那もホッとした顔をしていた。
早く切ろう。
「MRIを見るとやっぱりサイズがかなりあるし、乳首の下の方まで浸潤してるし全摘で授乳期だしリンパも取ったほうがいいと思います。どうしますか?セカンドオピニオン受けますか?」
セカンドオピニオン。
どうするか旦那と何度か話した。
何処に行っても全摘は変わらないと思うけど、セカンドオピニオン受けるのもいいですよと先生には言われてた。
正直何処に行くにも遠いのはその後の治療も含め、通院に困るのもあった。
ガンに有名な病院や大学病院、かんがえてはみたけど何より、初めての診察で先生が
「どうして早く来なかったの?怖かったでしょ」
と言ってくれた一言にこの先生にお願いしようと思えた。
正直この病院、田舎なのでお年寄りばかりで、整形外科の膝を手術したとかのおばあちゃん達が多く入院してるイメージ。
ガン手術大丈夫?とも少しだけ思った。
でも先生に全て任せてみようと思った。
「いいえ。転移がないならもうすぐにでも取りたいです。セカンドオピニオンに行って待ってる間に転移したらと思うのも嫌だし。」
叔母さんもさっさと取ってもらいなさいと。
「分かりました。じゃあ、手術いつ空いてる?木曜は?」
「木曜ですか?空いてます。」
「ホント。じゃあ木曜にしよう。」
「え!?木曜って明後日ですか?」
「うん。早い方がいいでしょ?」
「はい。でも、ええ?!」
「明日入院で明後日午後から手術だから。明日入院前には診察するから来てね。今から手術の前の検査しよう。心電図とかいろいろ。」
「はい。」
「じゃあ頑張りましょう」
笑顔で手を差し出した先生。
握手をして
「お願いします」
と答えたけど、急展開にああパジャマ買わなきゃ。前開きじゃないとダメだし、帰りに買い物して入院準備しなきゃ。
子供はどうする?なんて考えてた。
とにかく入院前の検査をばたばたと済ませて、結果までの間に子供達をどうするか旦那と話あった。
出産の時は実家に帰った。けど今実家で同居する姉の子供の受験前の大事な時。子供達を実家には預けれない。
実家の母に家に来てもらうのが私は一番良かった。けど旦那が、ダメ出しをした。
気を使うから。自分のお母さんに来てもらう。旦那のお姉さんも仕事を辞めて家に居たからお姉さんもいるからと・・。
仕方なく受け入れたこの選択は間違いだったと気づくのはまた後の話です。
子供達は旦那のお姉さんとお義母さんにお願いすることにしました。
検査結果は手術もうけれるという結果でした。
帰りに慌ててパジャマとかを買いに行きました。
このおっぱいとももうすぐお別れだ!
切れる事に気持ちがかなり吹っ切れました。