心療内科の医師は、特にカウンセリングはしてくれない。ただ、薬を処方してくれるだけ。この病院は、入院患者が多いので、そういうスタンスなのだろうと理解した。あまりのつらさに、いつ頃治りますかと聞いてしまったが、気を長く持ちましょうと答えられた。長くかかるのだ、と絶望的な気持ちになったのは覚えている。医師よりも薬局の薬剤師さんのほうが、親身に感じられた。その後、いかがですか、とか、眠れますか?と聞いてくれる。それだけで、分かってくれる人がいる、と思えた。この薬剤師さんに、私のような症状で、婦人科で診療を受ける人っていますかと訊ねると、「ええ、いらっしゃいますよ。行って、症状が緩和される人もいますよ」と教えてくれた。やはり、婦人科へも行こうと決めた。

この日は、気分が落ち込む日がほぼ毎日となったので、医師に相談し、軽い抗うつ剤も処方して貰った。しかし、これを飲んだ翌日、これまでにない吐き気に襲われ、また胃腸科に駆け込み、点滴を受けることになってしまった。胃腸科では、吐き気止めの座薬も処方された。座薬を入れると、これはよく効いた。しかし、しょっちゅう使用するものではないらしく、たくさんは貰えなかった。抗うつ剤は、それっきり、飲まなかった。気分の落ち込みより、吐き気のほうが苦しかった。天に見放された気持ちになり、私だけ、人とは違う長いトンネルのような暗闇に追いやられ、生活しているような日々が続いた。