オリジナルの曲集・CDを作りました。

「姨捨の棚田」と「月の都さらしな」がテーマです。

製作者の姨捨棚田歌物語製作委員会は、製作に関わった作詞、作曲者と歌手です。

製作の目的と願いは、下記にしたためました。

 

曲集・「姨捨棚田 歌物語」              製作者・姨捨棚田歌物語製作委員会

「月の都さらしな」の里の、ほぼ中央に位置する姨捨棚田地域は、強粘土の地滑り地帯で、かつては、うっそうとした樹木に覆われていた。この開墾と耕作は、全て人力によるもので、血のにじむ汗と涙の厳しい労働であった。そして、その家族の生活は、貧しくも優しさに包まれていた。この厳しさと優しさこそが棚田の原点であり、今日までに棚田の耕作者(棚田人)にその精神は受け継がれている。

 実は現在、棚田の外見の美しさのみにとらわれている人が多い。棚田の本当の美しさは、棚田の開墾者と耕作者の流した汗と涙なのだ。おのが体内に痛みを抱えてつくりだした真珠貝の宝玉の様に美しい。

 この棚田の原点と汗と涙の宝玉を忘れてはならない。また、それを維持してきた農家の一途な生活を讃え伝えていきたい。そして、「月の都さらしな」の里が、癒しの里・安らぎの里であることを伝えたい。そんな思いを込めてこの曲集は作られた。

 厳しいからこそ夢がある、夢があるから生きられる。宿命を背負った棚田人の生き様と、心の底から湧き上がる思いが唄われている。

 

どうぞお聴きしてください。

 

〇姨捨スイッチバックの恋の物語
https://youtu.be/bDKqN-VezRw

  〇蒸気機関車の時代、姨捨駅のスイッチバックがきっかけで恋が実ったという実話にもと

   づく曲

    作詞作曲者・宮坂富雄、唄宮坂富雄、市川今朝子

  〇歌詞

1、山の木立を抜けて 走る列車が止まれば 窓に映るは薄紅の

  枝垂れ桜が眩しくて  ゆっくり列車が ホームに戻れば    

  今日も二人の 別れの時か 好きと言えない 好きと言えない 

  さよならに替えて  スイッチバックのホームよ  なぜに急ぐか

  若い二人に  優しくしておくれ

 

2、煙に涙 堪えても 堪えきれない切なさ  今は昔の  学生列車

 恋を恋とも思えずに そっと 窓の向こうに  目をやる 

 棚田の家路を急ぐ人の列 好きと言えない好きと言えない さよならに替えて

 スイッチバックの恋は  蘇る青春 耳に残るは  分かれの あの汽笛 

 

3、朝の霧をついて  フォッグランブが近づく  いつもと同じ今日の日を

 連れてホームにやってくる  長い歴史を走ったレール  一緒に暮らした 

 姨捨の駅  二人訪ねて 二人訪ねて  しみじみたどれば

 スイッチバックのあの日を 今も忘れない あしたも いい恋 運んでおくれ

 

〇棚田の家路
https://youtu.be/9S73tsMsJRk

  〇戦後の貧しい時代、貧しくも心豊かに生きていた農家の家族の姿を、少年は心に深く刻

    んでいた。その家族の姿を少年が大人になってから曲にした。

    作詞・上水清、作曲・宮坂富雄

  〇歌詞

   1、母さんは 坂道急ぎ 夕げの支度する

     疲れた身体を擦りつつ  かまどの煙りに 

     涙をふいた 腹をすかした 子供らに 麦飯炊いた

         私は見てた 重荷を背負った人生を

 

   2、 父さんは 月の明かりで 田んぼを起こす

      腰の痛みに耐えながら 手と手につば付けて

     鍬振り下ろす わが子の未来 背負いつつ 踏ん

    張りこらえ 私は見てた 重荷を捨てない人生を

 

   3、 ばあさんは 腰をかがめて 石臼廻す

     しわしわの手首に力を込めて ゴロゴロ ゴーロと

     こうせん挽いた 孫のおこびれ 作るため 心を込めて 

     私は見てた 一途に生きた人生を

 

   4、じいさんは わら打ち仕事 草履を作る 

     わずかな小銭を稼ぐため 冬の寒さが身にしみる

     額のしわは 耐え抜いた 人世の証し

     私は見てた 宿命背負った人生を

 

      5、姉やんは はた織り仕事 涙をこらえ 貧しい

     人世を知るが故 あかぎれ こすり 夜更けまで

     小さな夢にすがりつつ 愛しき人よ 私は見てた 

        心豊かな 人生を  心豊かな 人生を

   

〇姨捨棚田の作男
https://youtu.be/5V0rKLurbSI

  〇鎌と鍬と背負子、これが棚田を耕作する道具。全て手作業での耕作は、想像を絶する

       苦しいものであった。そして、その苦しみを癒してくれるものがあった、、、、。

       それらの光 景が歌われている。

    作詞・上水清、作曲と唄・森政教、 演奏・さらしな姨捨棚田バンド

  〇歌詞

   1、ざっくざくと 草を刈る 高畔にらんで

     踏ん張って 転がり落ちまい 転ぶまい

     草の匂いの 馨しさ 

 

   2、稲田の草取り 這えずれば 汗がしたたり

     目に沁みる 腰を伸ばして 見下ろせば

     疲れを癒やす 棚景色 昇った月に 

     励まされ 今日も棚田の作男

 

   3、肩に食い込む 背負子の荷 棚田の坂道 

    喘ぎつつ ねずっぽ掛けて立ち休み 

    見上げる月の 優しさよ 

 

   4、ぼっくん ぼくんと 土が鳴る 足を踏ん張り

     振り下ろす 硬い粘土の 土起し 

     骨がきしんで 手に唾つけて  またたく星に

      励まされ  今日も棚田の作男

 

   5、先祖の苦労 偲びつつ 生きる糧得る労働に

     宿命背負って 耐えに耐え 月を見上げて  

     噛みしめる 子どもの笑顔に 救われて   今日も棚田の作

 

〇わが里姨捨
https://youtu.be/AbHUnSmGHng

  〇姨捨棚田の美しさ、その背後に秘められている夢とロマンを朗々と唄った曲。棚田人の

    魂の叫びでもある。 作詞作曲と唄・宮坂富雄

  

  〇歌詞

    1、棚田の緑に 誘われて 登って来ました

      姨捨の駅 あれが屋代 あれが中野

      あれが千曲川 イカダ流れて どこへ行く

      いとしい人の 住む町か

 

    2、誰が語った伝説の 誰が詠んだか悲しい俳句

      あれは夢 あれはまぼろし あれは昔話

      舞えよ白サギ しなやかに  全てを包む

      やすらぎの里

 

    3、大池あたりを 見上げれば キャンプファイヤー

      明るく燃える あれは命 もやす炎

      高く空に 上がれ 届けきらめく 星までも

      そして照らせよ 母なる里

 

(5)やすらぎの里さらしな
https://youtu.be/mLGx0wAlfns
  〇その坂登れば楽になる、、、。棚田での生活は坂道との格闘である。ここに嫁いだ若妻が

   いろいろと悩みを抱えていたが、夢と希望を胸に生き抜いていく姿を曲にした。

   作詞作曲と唄・宮坂富雄

 

 〇歌詞

    1、冠着山の麓から 眺める川は 千曲川

      伝説の里に抱かれて 舞うは白サギ

      大空に一羽  何を思う ここは更級

      登る坂道は 故郷の母に似て 温もりが

      漂う こんな どうしようもない 私の

      悩みまで 聞いてくれますか

 

    2、この坂上がれば 楽になる 呟く姥の

      足元に いつまで残るか 春の雪

      笑って 一息 見上げる峰は 優しさの峰

      ここは更級 夢でもいいの  苦しみも

      悲しみも 癒してくれるなら こんな

      どうしようもない 私でも この地なら

      生きて行けますか

 

    3、ここは更級 夢ではなくて

      苦しみも 悲しみも 癒してくれるなら 

      こんな 私の人生 泣いて暮らすのは

      もう 止めにするわ

 

(6)さらしな栞の故郷
https://youtu.be/c0UAnXv53YE

  〇「月の都さらしな」の里には、姨捨伝説にまつわる栞の物語がある。この物語も母の

    愛の物語。さらしなの里は、母親の胸の温もりのように、優しく心癒される里なのだ。

   作詞・ごくんぱ歌声、作曲と唄・宮坂富雄

 

  〇歌詞

     1、棚田を走る 列車に乗れば 窓の外は

      夜景のきらめき 銀河鉄道  走るように

      消して行け 心の痛みも きれいに

      ここは母のくに 栞の故郷 癒しの里 さらしな

 

    2、いつの日かきっと 願いが叶う はかない夢も

      温めてくれた 鏡台山に昇る月は いにしえの

      世界を写して欲しい ここは母のくに

      栞の故郷 安らぎの地  さらしな

 

    3、冠着山の 蛍を連れて 夜空を照らせ

      大地を照らせ 銀河鉄道 走るように

      撒いてくれ 光の幸せ栞を  ここは母のくに

      栞の故郷  月の都 さらしな