ほとんどの生物は自分の子孫を残し、DNAを伝えるために生きている。
ところが、ミツバチの働きバチである雌バチは、卵を産まない。働きバチはもっぱら自分の母親である女王バチの産んだ卵を嬉々として育てることに専念する。つまり、自分とほとんど同じ遺伝子(1/2)を持つ女王バチの卵を育てることで、自分の遺伝子を伝え残すことにしているのだ。
社会的昆虫であるミツバチは、蜜を集めたり、巣の清掃、幼虫の世話などの役割を自主的に分担して行動している。このように、ミツバチは、一匹の脳は微小だが、集団として高度な脳を持っているかのように行動する。この行動を、養蜂家はミツバチの「集団の知恵」と呼んでいる。
動画は、女王バチの産卵行動をとらえている。まず巣房に頭を入れて卵を産めるかどうか確認し、確認できたら素早く腹部を突っ込んで産卵する。その様子を働きバチは嬉しそうに見ている。