2月12日
夕べは風がうるさくてよく寝られなかった。
雪もだいぶ降ったようだが、強風のため積もっていないなぁ。
今日は八甲田によって酸ヶ湯温泉に入って、三内丸山遺跡によって青森駅から帰る予定。
夕べからの雪がまだ降っている、八甲田はきっと吹雪じゃないのかな?
バスの中から市内の家を見ると、トタン屋根の家が多い。
瓦は雪国では、重すぎて不向きだそうだ。
やはり山の入ると雪がだいぶ積もっている。
ぶなの林を過ぎて八甲田のロープウェイ乗り場へ。
スキーヤーに混じり観光客が大勢いた。
1時間の自由時間。ロープウェイのって降りてこようかなと思ったら、乗るのに40分ぐらい待つようだ。
天気も悪いので、上に行くのは止めた。
どうせ、上に行っても何も見えないだろうし。
あいつはスノーシュウを担いだスキー客となにやら話している。
「ロープウェイを、降りてからスノーシュウをはいて頂上まで登って、スキーで降りてくるのですか?ずいぶん長い距離をすべるのですね、すごいですね」
いろいろ感心しているようだ。
「今(2月20日)から思うと、このとき降っていた雪が表層雪崩を起こした雪のようだ」
ここで、ロープウェイで上に行った人がなかなか戻ってこないので、だいぶ時間をロスした。
酸ヶ湯温泉に12時ごろ着いた。
まずは、お風呂だ、もちろん千人風呂。
入り口は別だが、中は混浴。といっても湯気が立ち上っていて風呂の中は残念ながら良く見えない。
あいつもずうずうしく入ったようだ。
アーいい湯だ。白濁の硫黄泉、硫黄の匂いが強い。浴槽はヒバ、木の浴槽はいい。
温泉の効能が、「神経痛、リューマチ、冷え性の方、神経炎、胃腸病、婦人病一般、痛風、創傷、火傷、ジンマシン、糖尿病、皮膚病、貧血病、常習便秘、痔疾、小児マヒ、ゼンソク、夜尿症、打撲、骨折の予後」俺には最適だ。
体を包み込むような湯で、気持ちがいい、
熱い湯と温い湯を交互に入って、40分ぐらい入ったかな?
さぁ、腹が減った!
へぇ、前に来たときこんな食堂あったかな?
くるたびに、きれいになって、繁盛しているんだな?
山へ来たらそばだな。
おおもりのそば、うまい!
ゆで方もいい、汁も甘すぎず美味しい。
かきあげのてんぷらも、あつあつでうまい!
ここのおそばはお勧めだ。
また、来ようかな?
え?三内丸山遺跡は時間の都合で中止?
おやまぁ、あいつがぶんむくれている。
いいじゃないか、前にも来たのだから。
それよりか、俺は市場に行きたい。
市場はカットしない?よかったぁ。
市場は青森駅の近く、ビルの地下にあった。
休日だから、あまりたいしたものはないな。
鮭に数の子、たらこ、鰊の米漬け、これは美味しそう。
2パック買った。
あったぁ、あったぁ。生たらの頭、これこれ。
「身も買ってください、おまけしますよ」
身はいらないけど、買うか?
生だから東京まで持つかな?
「お客さん、氷をサービスしますよ、もちろん肝も」
かったぁ!親父さん、二つくれ!
大きい頭が二つで1000円。肝いりで。大満足!
「お父さん、すごく重そうよ。誰が持つの?」
オマエさんに決まっているだろう・
何のために山で鍛えているんだ!
こんなの軽いだろう?
駅から函館行きのフェリーが見えた。
青函連絡船に乗って函館へ行ったのを思い出した。16のときだった。
俺も歳をとったな。