今回は、前回説明した有効政党数の考え方を使って、過去の総選挙の得票データを基に、有効メンバー数を計算してみましょう。
表は、2011年AKB総選挙における各メンバーの得票数ならびに得票率を示したものです。
この得票率の数値を基に、有効メンバー数を算出してみることにしましょう。ただし、41位以下の表数は公表されていませんから、40位までの得票数を使って計算を行ってみたところ、有効メンバー数は17.7となりました(ちなみに、21位迄の数値を用いて計算すると18.0となりました。)
図は同様の手続きで、2009年、2010年の結果を使ってそれぞれ算出したものです(2009年は30位迄の数値を用いて算出しています)。図を見ると、有効メンバー数がだんだんと減ってきていることが確認できます。選抜メンバーの人数は21人であったことを考えると、その規模は概ね一致しているとも言えますが、逆に言えば、18位~21位は選抜メンバーとはいえ、危ないのかも知れません。