ここはMe pottery house。
全ての調和を美で表現するスタジオ。
(誤字があったので、直して再投稿します)
前回の続きです・・・
金沢の「審美堂」さんで、
購入したお皿と徳利。
この2つは再興九谷と言われる、1800年代初期から中期のものと聞きました。
天を仰ぎ見る獅子の後ろ姿。
物語がありました。
最初にクリエイターさんが見つけたのは、
店の奥、ガラスのショーケースの中にあった
先代のご主人の宝物。
ちょっと離れていた私に、
「ちょっときてごらん!凄いのがある!」
興奮しているクリエイターさんに
目ざとくご主人が気がつき、
すぐに鍵を開け、
出して見せてくださったのです。
当然、それらは非売品でした。
私達の鑑賞の仕方に、
共鳴してくださったご主人が
もうひとつ、
「隠している」と言う
お宝を出して見せてくれました。
それは、再興九谷の徳利でした。
クリエイターさんにとって、これが
まさかの出逢い。
だったのです。
クリエイターさんの感涙にむせぶ姿に、
私は思わず写真を撮るのも忘れ、
その徳利に見入ってしまいました。
(写真がなくて本当に残念です)
クリエイターさんは、
元宝石商でもありました。
宝石商を辞めた理由は、
大好きだったエメラルドが
採り尽くされ、失望してしまったから。
陶芸を始めた時、
いつか、このエメラルドの緑色を
陶芸で出してみたい!
と夢見ていましたが、
それが今、この再興九谷の徳利を目にして
私のやることはないんだ。
ここにあったんだ・・・
と無言で、
その逸品の徳利に語りかけていたそうです。
興奮の余韻冷めやらぬ中、
2人で惚れ込んで購入したのが
このお皿と、徳利でした。

