友達と笑う学校からの帰り道。
友達と別れたあと、
私は家の周りを2周してから帰る。

私のうちは3人家族だ。
父、母、私でアパートに住んでいる。
父は会社員、無口で喋りかけても何も反応しない。携帯をずっと触っている。怒ると怖い存在だ。
母はパート、明るくいつも調子よく冗談ばかり言っている。私に喋ることは冗談と愚痴くらい。
小学5年生の私はそんなうちがちょっと嫌だった。

家にいると頭とお腹が痛かった、息苦しさも感じていた。
感情が読めない父は機嫌が悪いとすぐ態度に出た。
理不尽なことを言われたし、学校であったことを話しても無反応で携帯を触っていた。
母はパート先と父の愚痴を私に浴びせた。朝起きて、学校から帰ってきて、父が風呂に入っている間。私が宿題をやっていても、風呂に入っていても、寝ようとしていても、学校の話をしても、遮って愚痴をこぼした。

私は怒りをノートにぶつけた。
ぬいぐるみを抱きしめて、泣きながら眠った。
毎日のように腫れた目で目を覚ました。
朝、腫れた目を寝すぎだと両親は笑った。

学校は楽しい。
家は苦しい。
毎日
私は家の周りを2周してから帰る。