2022年のライブツアーHoneyの時期にかずやが匂わせていた「撮影」、その後私がたまたまFBで見てしまったロケ先の方の嬉しさのあまり書いてしまったであろう風景の写真付き投稿で監督と映画のタイトルと公開時期を知ってから、長かった、、、、!!!

ついに公開されましたおめでとうございます!


私にとって初の三池崇史監督作品、血がどうのとかなんか色々言われてたから正直少しびびってたけど、全然大丈夫だった ちょっと😖←こんな顔にはなったけど想像してた程ではなかった 普通に楽しく観賞出来ました

それよりも予告編と宣伝の仕方にめちゃくちゃ騙された サイコパス?違うでしょ 普通にヒューマンドラマだった サイコパスより愛だよ 愛情とか温もりとか優しさとか、そんなものの方がよっぽどキーワードとしてマッチしていた作品でした

そしてとにかく切ないのよ、登場人物全員が。予告からは想像出来ないでしょ?この作品の中に「切ない」という感情が生まれることが

「二宮は犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった」って、どこらへんが?と思ってしまった 二宮のサイコパス感もっと見たかったな 脳チップ壊れて違和感覚え始めた二宮の方が印象に残ってる

登場人物全員サイコパスと謳ってたけれど、映美はどこら辺がサイコパスだったんだろ?乾刑事のサイコパス要素もよく分からなかった


「愛する人に殺されるなんて、ロマンチックじゃないか」

この二宮の台詞に1番騙された 映美への言葉かと思っていたのに、まさかの自分自身への、、、

と思っているんだけれど、あれが二宮の最期という解釈で合ってる?私はそう解釈した 生きていて欲しいけどあの出血量と力尽きて手がパタンと床に落ちてしまったのを見たら、この台詞の本当の意味に繋がっている気がして。

剣持に「生きるということに興味がある」「生き抜いてみせる」と言っていたのに。戸城に「私はあなたを絶対に逮捕する、それまで生きていて」と言われたのに。ここの戸城の台詞には少し違和感があった、二宮が自殺すると思ったのかな?なんて考えてたけど、まさか全てがフラグだったとは

もしもあれが本当に二宮の最期だったのなら、愛する人の手によって、だったのが唯一の救いなのかな 最初の二宮は感情無かったけど、最後にはちゃんと映美への感情あったもんね 映美はちゃんと二宮の愛する人 だったよね

映美という存在と脳チップが壊れたおかげでやっと「人間」になれたのに、最強になれたのに、ようやく自分を取り戻したのに、結局二宮は他人の手によって作られた自分でしか生きられなかったわけじゃん 辛過ぎる

二宮のこれからを、あったはずのもう一つの人生を思ったら涙止まらない 悲し過ぎる


途中まではストーリーも分かりやすかった。謎解き系ではないからかな、「脳チップ」でなぜ二宮が狙われているのか分かり、「児童養護施設」で二宮の過去がなんとなく分かり、「たけしくん」で木こりの正体が分かった。木こりは観る前から消去法でどう考えても中村獅童さんだろうなとは思ってたけど

でも動機だけが最後まで分からなかった 剣持がなぜ怪物の木こりになったのか、脳泥棒をしたのか、理由を聞いて、切なくなったし剣持に同情出来てしまった自分がいた

観終わった後なら怪物の木こりに「さん」つけたくなるよ、だってただの極悪人の怪物じゃなかったもん。ちゃんと人の心を持った、怪物のような人間だった というより 怪物になってしまった人間だった、の方がしっくりくるかな

最後火をつけたのだって、自責の念に駆られてだけではなく、きっとあの時助けてあげられなかった彰くんを、今なら助けられると思ったからなのでは。全て燃やす事で二宮がいた痕跡を消したのだと思った 戸城が呼びかける中、少し微笑んだような穏やかな顔で炎の中に消えて行った剣持を見て泣きそうになった


映美も可哀想だった ずっと心の中にあった二宮への疑いをようやく晴らす事が出来たと思ったのに、ようやくこの人の事を信じられると思った矢先、目の前にいるその人が自分の父を殺害した超本人だったなんて、ほんと、許せるわけないじゃない だよな この 「許せるわけないじゃない」の意味はそれだけではなかったと思うけれど

映美が二宮のこと刺していたシーンは全くびっくりしなかった まぁそうなるよな 映美には終始めちゃくちゃ同情出来た 

「全て終わったんだ」って、二宮は終わったかもしれないけど映美はこれからだからな???自分の父親殺した人にそんな事言われなくないぞ??????分かってるんか???この二宮ちょっとイラッとしたww

映美に刺された後の二宮、やっぱりサイコパスだった自分戻ったか?お??脳チップ無しでサイコパスな人間に覚醒してしまったか????と思ったら、「これで正当防衛だ」って、、、はぁ、、、、、感情を取り戻した二宮 ずるすぎる ちょっとだけ恋した

何度か演技に騙されたけど、最後の最後で本当に二宮の中からサイコパスという要素が消えて無くなって、これからは普通の人のように、愛情を持って、温もりと優しさと切なさと悲しさと、今まで持てなかった色々な感情と共に生きていくんだなって思えた のに 映美は悪くないし誰も悪くない 運命が残酷過ぎた

二宮が映美を抱きしめるシーン、1回目は自分の感情の変化に戸惑いながらで凄くぎこちないロボットみたいな抱きしめ方だったのに、2回目は取り戻した自分自身の感情と共に抱きしめる事が出来ていたの この違いが分かって感動した かずやの中で二宮が生きていたんだなぁって1番思えるシーンだった


乾刑事も相当辛かっただろうな だって怪物の木こりを作り出したのが自分なんだもん、気付いてたのかな?途中で気付いた?ちょっとここまで追いきれなかった

菜々緒様は画面の中での存在感が圧倒的だった 監督が言ってた通り美人過ぎる警察官だった 男物のスーツも靴も少しボサボサな髪の毛も伊達メガネも、全部様になってらしてさすが菜々緒様、どんなに美に無頓着な人を演じても元々お待ちでいらっしゃる内に秘めた美が溢れ出していて、美のオーラで画面がいっぱいでした 大好きでした

ところで戸城のサイコパス要素ってどこにあったんだろう?死体を表情変えずに覗き込めるところ?他の刑事さんはマスクした上にハンカチで口元覆って険しい顔してたけど、戸城1人だけ何もしてなかったし冷静に分析してたもんな

そして杉谷 1番やばい本物のサイコパスだった
だってこの人脳チップ無いんだよ!?なのに平気で人殺すんだよ?悪い事平気な顔して提案するし猫に飽きたからって首根っこ掴んで多分始末したんでしょ?最後のシーン 全員サイコパスを謳ってたけどまじもんのサイコパスは杉谷ただ1人だったと思うよ、二宮も剣持もちゃんと人間の心を持っていたもん 取り戻したんだけど その他の人達はちょっといまいちサイコパス要素分からなかった

あと杉谷、彰くんのことめっちゃ好きだよね 二宮に手術断られてその後どうなったのかな サイコパスに磨きがかかってもっとヤバい奴になってそう 手術をせずに普通の感情を持った二宮とはどんな関係性になるんだろう?その後が見てみたい2人だった


入院した二宮、先生に脳チップの事言われて知らなかったはずなのに知ってたふりしたシーン、一瞬で目の中の光が出入りするさま、怖かった 平気で嘘をつく ここは唯一私が二宮にサイコパス要素を感じたシーンだったかもしれない

あと二宮、他の人にはずっと淡々とした話し方だったのに対 映美 になると声のトーンとか抑揚とか話し方がだんだん心のこもったものになっていってたな

観賞して数日経って冷静になって改めて思うのは、何で映美が自分のことを許してくれると思ったんだろう?受け入れてくれると思ったんだろう?父親殺した人と婚約者という関係続けるか?私なら絶対無理 ちゃんと説明されても一生受け入れられないと思う 何でちゃんと説明すれば分かって貰えると思ったんだろう?二宮に聞きたい


かずや 今回も悲しい役だったな そろそろいい加減にハッピーな役やりません?私が見たいです 需要なら私にあります

かずやが死んだわけじゃないのに、二宮死んじゃったのか、、な、、、、と思ったらエンドロールでじわじわ泣けてきた 悲しくて

主題歌も良かったな 二宮の最期を思って泣いてたからあんまりちゃんと聴いてなかったけど、やっぱり主題歌って大事だよな ストーリーの邪魔をしない、その逆で引き立て役じゃないと 世界観も凄く合っていて、主題歌のおかげでエンドールも本編みたいだった 心地良い音楽が流れる中、二宮の最期の余韻に浸れましたありがとうございました


観終わって改めて感じた かずや、ライブツアーで全国周りながらよくこの二宮彰を自分の中に生かしていたなと。亀梨和也と二宮彰の人生の行き来は精神的に私なんかじゃ想像出来ない程大変だっただろうなと。見事に演じ切って最高な作品を世の中に届けてくれたかずやに拍手です👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻お疲れ様でした!ありがとう!今年撮影していたドラマ2本と今撮影中の来月からの大奥、全部楽しみにしています!私の人生にたくさん楽しみをくれて本当にありがとう!大好き🫶🏻