7/10(月) 13:00公演 観劇してきました!

新国立劇場 中劇場、初めて行ったけどとっても綺麗な会場で、座席から舞台も見やすくて素敵な場所だった!駅直結で全く迷わず行けるのも田舎者には最高だった またここで観劇したいな


以下記憶の記録用





「たった1つの思い出だけを持って永遠の時間を過ごすとしたら、あなたは何を選びますか?」

作 ジャック・ソーン
演出 河原雅彦

終演後1番最初の感想は、今まで観劇した舞台で1番簡単で1番分かりやすかった!でした。正直もっと難しいの欲しかった、めちゃくちゃ贅沢だけど特に1幕は淡々と進んでいくからか、少し物足りなささえ感じたな

でも面白いのが、出演してる俳優さん達は全員声を揃えて、「手強いやつ」「稽古が凄く大変」と言っていること。パンフレットを読んでも皆さんの苦労話が圧倒的に多い。たつやのラジオによると家に帰って泣いてしまった方もいるのだとか?

観てる側(私)と演じる側のギャップの凄さにびっくりした 観劇する前からたつやが行き詰まってる?悩んでる?のは龍組を読んでなんとなく知っていたから、それに引っ張られた感はあったかな。そんなに難しい話なのか、原作となっている映画観て知識入れた方が良いのかな、、なんて心配してたけど、全然!そんな心配御無用だった

でもだからつまらなかったなんて事は全く無くて。とっても素敵な作品でした。難しくないからスーッと世界観の中に入って行けて、色々な事に自分の思いを巡らせながら観劇出来て、とっても良い時間を過ごせました。


私だったらどの思い出を持っていくかなぁってずっと考えてたんだけど、センターに残るのもありって知った瞬間、私もそれが良いかも!って思った。たつやも言ってたけど、そしたら記憶を選ばなくて良いんでしょ?全部の記憶をセンターにいる間はずっと持っていられる。

これかなぁ?あれかなぁ?っていう候補はあるけど、1つだけ、しかも1つの瞬間だけ、となると決めきれない。3日目になってもまだ決められなくて、ガイドさんに言われるがまま、本当はそれじゃないんだけどなぁ、まぁいっか、みたいな思い出を選んでしまいそう

だったら私はセンターに残りたい。そして2番さんみたいに、その時が来たらその時に望んだ思い出を持って旅立ちたいなぁ。

うん、それがいい。


出演者の皆さん 当たり前だけど本物の役者さんで凄かった、、やっぱり定期的に本物に触れるって私にとっては本当に大事なことだと改めて感じた。人生において新しい刺激とか、初めてのモノとの出会いとか、絶対に必要。枯れかけていた心に水が注がれるような感覚、どんどん潤っていくような感覚。凄く好きな瞬間。

野波麻帆さん、今回初めましてだったけれど大好きだった。声と喋り方かわいい、、ついつい1番さんを目で追ってしまいました。新宿セブン見てたのに全然記憶にない、、、ごめんなさい、、、


5番さんが2回ほど台詞を噛んでいて、あぁ 舞台は生物だなぁって改めて感動しちゃった

4番さんにはいちいちイライラしたwwでも必ず1人はいるよね、こういうの イライラするけど結局必要なのよ、仕方ない でも17歳なんだよね?もう少し落ち着けないもんかねぇ?病気だったみたいだし、ずっと入院していて学校生活経験してないのかな?嘘じゃなく本当に小学生くらいの設定なのかと思ったwwそこで時が止まってるんだとww

2番さん「言葉遣い」の台詞2回とも笑っちゃったwwいつもテレビ見ながら私が2番さんの中の人に言ってる言葉wwwwおまえが言うなww感が凄かったwww

2番さん「センス」で会場笑い起きてたのなに?ww可愛かったけど!可愛かったからみんな笑ってたの?よく分からなかった

始まってすぐ5番さんが「みなさんこんばんは、こんにちは、おはようございます」みたいな挨拶するんだけど、台詞なのか私達に言ってるのか一瞬戸惑った、返した方が良いのか?って周りキョロキョロしちゃったww

このシーンはストーリーの導入部分なのかな?センターでの仕事とか話すんだけど、まるで客席の私たちに語りかけているようだった、今思うときっとガイドさん達の後ろにいる、今日センターに来た方々への言葉なんだろうけれど。

この演出バードランド思い出した。いつの間にか私達も巻き込まれていたもんね、ポールを苦しめている目になっていた、、、

2番と望月さんの関係性のオチ ちょっと弱くなかった?これはこれで男女間の問題としては1番エグいやつだったかもしれないけれど。真実が分かっても、あぁそうなんだ としか思わなかった


自殺をしたおばあさんが「思い出じゃなくて暗闇が欲しい」って言ってたのも、罪を犯してセンターに来た人が「裁きを受けに来た」って言ってたのも、共感出来てしまった

誰しもが天国に行きたいわけではないもんね。例えば本人が望んで死を選択したとして、その人に生きていた世界での思い出を選んで下さい、なんて言葉は残酷過ぎる。

センターに残ってガイド役を任されたら定期的に病むだろうな、日曜日にとことんどん底に落ちると思う。野波さんが言っていた「地獄の日曜日」って、こういうことも含まれているのかな

ベアトリスとオバフェミ、考えさせられる2人だったな


オバフェミに関しては、演じる味方さんによる解釈がめちゃくちゃ分かりやすくて助かった。

オバフェミにとっての死は、小さい頃より苦しめられてきた病気からの解放であること。自分の足で自由に歩き走れるようになった今、生を実感しているのではないか。生きている時は不自由だった人が、死後の世界で生を感じている、、、

この部分を読めただけでパンフレットを買った意味があります。買って良かった、作品に対する理解が一段と深まりました。

そしてベアトリスはお兄さんと恋愛関係にあった で合ってたことが今日のインスタライブで分かって良かった、観ながら、そういう事なんだろうけどダメなことのはずだけど?良いのか??なんて考えてしまって頭の中?だらけだったから すっきりした


プロジェクションマッピング的な演出もあって凄かった。望月さんのビデオを見てる時にケイティが映ったシーンで、セットの壁に映ってる映像と床に映ってる映像が違うものに見えたんだけど、どうなの?2階席からだとよく見えそうだったけどどうだったのかな 少しだけ気になった

あと幕間に舞台上で役者さん?スタッフの方?が普通な顔して作業しているのが斬新だった あれは幕間に木曜日と金曜日に当たる時間が流れていたということ?舞台の奥の方でも人が動いて何か作業していて、ずっと眺めちゃった


座長としてこの舞台を作り上げて、また1つ新しい景色を見せてくれたたつやには今回も心から感謝です。カーテンコール3回もあって、最後はスタンディングオーベーション 泣きそうになった

たつやの声は本当に舞台向きだなと今回も思った ハキハキしていてよく通るからすごく台詞聞き取りやすかった

そして新しい作品を観るごとに俳優さんとして演技が上手くなってるのを実感する、私が言うのもおかしいけど。でも本当に、他の役者さんと変わらないくらい自然なんだよね、その空間に馴染んでるというか、顔はたつやだけどその存在にたつやの影は全く無いもんね。今回また肌で感じる事が出来て、それだけでもここに来て良かったと思えた

2番さん、ずっとニコニコしてて可愛かった。優しいのが難しいって言ってたけど、前半ずっと口角上がってて可愛かったよ!優しいのちゃんと出来てたよ!

めちゃくちゃどうでもいいんだけど、2番さんが望月さんのことを「ヒロカズ」って呼んだり「ヒロ」って呼んだりしてめちゃくちゃ反応しちゃったwwヒロカズに関しては私の脳が勝手にズを排除してたのか途中から聞こえなくて、何度も1人でにやにやしちゃいましたすいませんでした


舞台は今日が大千穐楽!皆様お疲れ様でした!素敵な時間をありがとうございました!!無事に幕が降りて良かったです。

また上田竜也主演の作品を観劇出来る日を楽しみにしています!まずはしっかり身体と脳みそを休めてね 暑いので体調にも気を付けてね〜!