トゲトゲ☆センパイ


ついに最終回
今日はみたでしょう、センパイ
どうでしたか
おもしろかったよ
まさかの不敵の笑み、
ひょっとして一回も、、、
相変わらず返事はない様子


初回から
タイトルのツバメは何のことだろうって
思いながら見ていました

本当に最後まで勝手だったなぁって
自ら契約は一人だったって言ってしまって
けっきょくそうなってしまって

さいしょからの
私の予測としては2人ともを沖縄に連れて行く予想だったんだけれど
外れました

ストーリー中の方が現実的な判断だった、
1人だけ連れていってしまっていた
スクランブルで終わるところがなんんとも衝撃的

あの夫妻は責任の重さを感じて
ずっとサポートしてくれたのだろうか

普通とは違って親が3人もいるのだから
誰よりもしあわせになる権利のある子どもたちなのだから
そうあってほしい

そして何があっても一生の責任を背負うことになるとはじめから分かっていたはずなのに
どこか感情抜きで契約については異常に冷淡に話されてしまう
彼女にとってはいたたまれなかったろう
周囲の人間すべてがどこまでも冷たかった
どうして出産と母親となると
どの状況でもその様になるのかは
日本らしさなのだろうか

そして最後はオトコを捨てたんだなってところが
何とも象徴的だった

女の悲劇が出産育児であってほしくはない

出産で犠牲になる命がある
母体という命の大切さは忘れられがちでつらい
あの瞬間、優先された命は紛れもなく子供の命のみだった
一番喜ばしい奇跡の瞬間を一人惨めに病室で過ごす辛さは
誰にも伝わらなかっただろうし見ている人にどれほど伝わっただろう
恐らく伝わらなかったのではないか
きっとどう表現したとしても伝わらないに違いない
それは全ての人々視聴者が契約を迫る側に立った瞬間だったように思う

だから一人を連れて逃げた、この冷たい世界から、
きっとそこに潜む理由になど誰一人着目しないだろう
母親がひどいと罵り、子が可哀想だと人間ぶった同情をするだけだからだ
いちばん大変な思いをするのが誰かがわからなければ
ツバメが何かは永遠にわからないのかもしれない

命に優劣をつける瞬間が出産で、それがごく当たり前の日常であったとしたら
それは虚しい悲しいことだと思った