9月25日地元住民・関係者を乗せた試乗会が行われ本日(9月27日)から更新・改造車(あすなろう鉄道としては新車かな??)が営業運転を開始しました。四日市駅午前10:04分発「内部」行き列車で出発式が行われましたが私はその頃未だ自宅でグズグズしていました。

 内部線車両は1982~1983年に近鉄によりモ260形(四日市方)とク160形(内部方)が新造されまたク110形(元サ130形)が改造され1949年及び1954年製の中間車サ120形(モニ220形電装解除・改造)はそのまま使用され3連4編成及び2連1編成の陣容です。

 このたびモ261とク161が更新・改造され中間車サ120形は老朽化のため新たにサ180形(181)が新造され第一編成(モ261+サ181+ク161)が営業を開始した次第です。その結果まずはピンク色のサ123が廃車となります。

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 内部車庫。営業開始前の試運転中新編成・モ261他。塗装がいいですねえ・・実に爽やか! 元モ261の形を残しつつ扉位置の変更と固定窓化・一つ置きに上窓が内側に開きます。前後車端には千鳥配置で床置き式空調機器が設置されています。

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 右からモ261+サ181+ク161。サ181は同様に千鳥配置で車端に空調機器と片側一箇所の扉です。

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 モ261の台車は近畿車両KD219で元車両の台車をそのまま使用し電動機も元車両の三菱電機MB-464AR(750V・38KW)をオーバーホールし各台車に2個吊り掛け搭載しています。

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 モ260形新旧並びです。新塗装が一段と映えていますよねえ。

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 営業列車。何故か丸形行き先標示板が・・。

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 モ262の前面。確かに顔付はそのままですね。

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 モ261車内。背もたれが高くなりなかなかの座り心地です。手すりは♥型!? 天井もスッキリし中吊り広告がありません。室内灯は電球色。
 台車も電動機も元車両の流用で走行音は固定窓のお陰で少しは静か?かなあ・・でも乗り心地は以前とあんまり変わらないです・・。振動もそのままだし・・。しかぁ~しこの日は9月末だというのに気温は30度近くあり車内空調は快適でした!!

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 ちなみに旧車両の室内です。上画像モ262そして下画像ク115。特殊狭軌車両では車幅が狭くロングシートでは乗客の足が邪魔になり室内を歩くのに難渋します。かえって全てクロスシートにした方が車内は広く快適になります。

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 モ261車端部空調機器。その横には立ち客用のもたれ椅子!! 早速もたれ掛かってお尻を乗っけてみましたがこれはいい!! 隣のサ181では早くも扉の調子が悪いみたい・・(内部駅にて)。

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 サ181とク161の連結部。ドアの調子がなかなかよくなりません。

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 運転室背後には運賃箱と運賃標示機。

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 運転室。なかなかナウイですな。モニター画面もありますねえ。

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 旧車両の運転台と内部側の両替機・・なんでこんなにでっかいんでしょうねえ。しかもお札の両替は出来ないらしい。

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 サ181とク161の空調部分。連結部には転落防止柵も。何よりも窓がスッキリして近代的ですな。

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 モ262とサ122の「バス」窓。この編成の内部側はク115でロングシートに矢張りバス窓。

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 ク115の窓から。こうして窓から顔を出すことも出来なくなりますねえ。

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 車体上部にはLED行き先標示機も。

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 モ261搭載パンタグラフは新造です。

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 廃車されるサ123。窓には「さようなら」の文字が。車齢60数年ですよ。

 これより順次車両は更新・改造されていきます。猛暑の中窓を開け放って走る内部線電車もその内なくなってしまいます。高校時代にモニ220の手動ドアを走行中に開け放っして車掌さんに叱られたり朝顔型連結機のピンを抜こうや!って相談したり(実際かつての北勢線で高校生が悪戯で連結器ピンを抜いちゃったそうな・・)車内で左右に分かれて揺すってみたり・・まあ軽便車両は悪ガキ共の苛めの対象でしたなあ・・懐かしい!

おしまい