本日(7月7日・日)は梅雨の合間の貴重な曇り?時々晴れ! バイクを動かさなきゃ固まっちゃうから。さて何処へ行こうかなと思案を巡らせまあ近場へ・・。
以前から気になっていた我が家から200mほどの杉林の中に絵に描いたような可愛らしいちちゃな前方後円墳があるのね。ガキの頃はよく登って遊んだ所だけど以来何十年と毎日古墳を横目にそこを通ってるのに中に踏み込んだことがないですよ。更に我が郷土・鈴鹿市には「考古博物館」なるものがありそこにも行ったことがなかったので本日は「考古プチツー」をやってみた。
我が村は海抜10m余りの丘陵地にありその麓に川が流れてるの。そしてこの川沿いの段丘には多数の古墳があるようでその内の一つが我が村の前方後円墳。
毎日通勤で通ってる道沿いの杉林の中に何やら盛り上がりが・・。
いよいよ中へ・・ドキドキ・・
おおおお! 見える見える! これは・・
前方後円墳じゃないかっ!! ってそうなんですけど・・。いやあ一気にガキの頃を思い出しますよぉ・・何十年前にこの上で遊んだんだぁ・・ガキの声が聞こえる気がする。道からほんの数メートルの場所なのに何十年も踏み込んでなかったなあ。あの頃はもっと高かったような気がする・・。
前方部から後円部を見たとこ。
後円部。この上に登ったんだよねえ・・。昔は松の木ばかりでこんな杉じゃなかった・・しかも実際ここは暗いんですよ。この区域は村(自治会)の土地らしい。
背部は以前から崩れてたなあ・・なんか崩壊がおっきくなった様な気もするけど・・。盗掘の跡かなあ。土器の破片が出たらしい。
一気に何十年も前に引き戻された様な気になっちゃいました。あぁ・・あの頃に戻りたいなあ・・。
さて考古博物館へ。開館して既に20年以上経ってます。
入ると受付には誰もおらず・・まあ想定範囲ですけど。入館料はおっさん200円也! 爺さんには割引があるらしく「あたしゃこう見えても86よ!」って言えばよかった。この博物館は国指定史跡伊勢国分寺跡に隣接してるんです。所在地もずばり国分町!
入館すると展示場は一階だけ・・何やら国分寺跡発掘現場を再現した通路を入ります。
踏んでもいいのかしら??
いきなり様々な発掘品が展示されています。
これは我が村の近隣の町から出土した小振りな銅鐸! こんなもんが我が郷土にあったとは!!!
うわぁ~こりゃ凄いなあ。本物の土器をこんな沢山見たのは初めてですよ。でも以前からの疑問が・・なんでほとんどみんなこんな座りの悪い形なの?
こりゃ奇妙な格好をした埴輪だなあ。しかも我が村の近くから発掘されたんじゃないですか!! 知らなかったなあ・・。これ社交ダンスしてんじゃないかなあ・・ナウい髪形だし(笑)。
ボロボロだけど刀剣類も。
ほおほお・・これが伊勢国府政庁の再現かあ。
立派なもんですねえ!! って向こう側の展示物が見えるから模型の背後には仕切りがないといけませんな。
そこから発掘された瓦群。巨大な建造物が想像されますねえ。
そしてこれ面白いなあ・・
奈良時代貴族のご飯^^ 鮎の姿煮+アワビのウニあえ+肉なます+ワカメ汁+ミカン・木の実。これは絶対あり得ん!! 誰だ!こんな勝手なデッチ上げを考えたんわ!!
一方こちらは庶民のご飯^^ ヒジキ+野菜汁+塩 これは許せるかなあ・・でも今の私メのご飯とあんま変わんないんじゃない??
博物館の屋上から国分寺跡が一望出来ますよ。
こんだけ敷地が広いとさぞかし巨大な建造物だったんでしょうねえ。
蒸し暑いけどちょいと敷地を散策・・
南大門。
中門。
金堂跡地。
回廊跡。
へえ~当時から舗装されてトラックや重機が通ってたんですな(笑)。
講堂跡地。
土台石は後から並べたみたい。
史跡を示す石碑。
発掘後完全に整地されちゃってるんですねえ・・残念。発掘当時の写真がいろいろあったけどその当時のままの石の並びや側溝の状況をリアルに再現し残すべきだよ。
余りの蒸し暑さに再び館内へ・・
ここは土器に触ったり書籍もあったりで体験室になってます。
結局私メが訪れたお昼前には入館者は私メ一人だけだったみたい。郷土を再発見するになかなか面白い場所でしたねえ。でも展示の仕方をもっと工夫しないといけませんな。市内各所に沢山の古墳がある様でその地図もあったけどちっちゃいですよ。もっとデッカイ地図が必要! それから国分寺を再建なんて考えられないけどせめてこのITの時代3Dで建物を再現し巨大画面で見せる仕掛けは不可欠ですよ。誰や!やる気あんのか?? 責任者出て来い!!!
そして・・
津北部のショボい「道の駅かわげ」で休憩し早めに帰宅。ここは国道23号線バイパスと306号線の交差点なんだけど23号線バイパスがまだ途切れて全通してないから利用者は多くないんです。実際ショボい。でも車屋台のソフトクリームは実にもっちりしてて美味かったなあ。