7年前の今日は日曜日だった。




前日の土曜日は、お昼からお腹の痛みを感じて、


そのまま時計とにらめっこをしながら夜になった。


その日、夫は出勤で帰宅したのが日付けが変わる直前。


痛い痛いと思いつつ、夫の夕飯の支度をした。




午前2時、10分間隔の定期的な痛みになった時点で病院へ電話。


入院準備は整っていたので、数日前から泊りに来てくれていた母に、


ユキとナミを託し夫と共に病院へ向かった。




救急非常口から入り、産科のある2階まではエレベーターを使ったが、


2階に着いてエレベーターの扉が開いた時には、もうすでに激しい陣痛が


襲ってきていた。


エレベーターの中で、ジッと陣痛の波がおさまるのを待っていると、


深夜にエレベーターの扉が開いたまま、誰も降りてこない様子を察して、


ナースセンターから看護士がかけつけてきた。




すぐに陣痛室へ移され内診。


その時点ですでに4センチ開いていた。




とにかく痛い!イタイ!の大騒ぎで終始したユキとナミのときとは違って、


きれいな折れ線グラフができあがるのではないかというような、定期的な陣痛。


痛い時には痛い。


けれでも、しばらく我慢しているとスーッと波が退くように痛みが消えた。




夫に、「タバコ吸ってきていいよ」などと言ったり、


友人に、「今から出産しまーす!」などというメールを送る余裕もあった。




楽勝じゃん!




などと、気楽に構えていたのだが、早朝の出産を侮っちゃいけないと、


この後大きく後悔をした。




前日の昼間から痛みがあり、一睡もせずに入院となったわけだ。


とにかく眠い。


痛いのに眠い。


ユキやナミのときのように、四六時中痛ければ眠さも感じないのだろうけど、


下手に痛くない時間があるものだから、その一瞬で落ちてしまう。


そしてすぐに痛みで飛び起きる。


そんな繰り返しのまま分娩室へと移動した。




全開大になる頃には、痛くない時間などなく、痛い!痛い!痛い!と


騒ぎはするものの、それでも睡魔には勝てず、痛い!痛い!の間に、


眠い!眠い!!を繰り返していた。




「いきんで!」と言われた時には、すでに精も根も尽き果てた状態で、


いきむ力など残されていない。


お姉ちゃん助産師が、いきむ合図を声掛けしてくれてはいたが、


そんなもの耳に入るはずもない。




2003年3月23日、午前7時47分、三女サクラの誕生。


3588グラムもあったナミには届かなかったが、3548グラムもある


デカイ赤ちゃんが誕生した。




血だらけのままワタシの胸元に置かれ初乳を与えた。


可愛いし、感動ではあるのだけれど、とにかく眠い。


ワタシが処置を受けている間、サクラを手渡された夫もまた、


眠さと闘いながらの立ち会い分娩だった。








今年のリクエストはジュエルペットのサフィちゃん。








のらりくらり-100323_152806_ed_ed.jpg








のらりくらり-100323_154146_ed_ed.jpg






7本のローソクを吹き消した。








予定外の妊娠で、流れてくれと願った妊娠初期。


でも、今はワタシの宝物だ。