テスラ社のイーロン・マスク氏や、Appleの共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏らが
AI開発に関してGPT-4よりも強力なシステムの開発を停止するよう要求しています。
理由は人類にとって深刻なリスクをもたらす可能性があるということですが、
本当にそうなのでしょうか。
実際、チャットGPTを使用してみるとまるで意思を持っているかのように、
質問に対して回答してくれます。
しかし、仕組みとしてはネット上に公開されている情報を効率的に取捨選択し
最適解と思われる内容を答えているにすぎません。
その証拠に少し未来の話をするとチャットGPTは答えに困るようになります。
人間であれば、簡単に予想できるようなことでも、チャットGPTは情報源がないと
答えられないのです。
例えば明日の天気を教えて欲しいと言えば、気象庁から出ている情報をもとに
答えてはくれると思いますが、それはあくまでも情報に基づいたものであり
今テレビでやっている天気予報と同じ事です。
このことが人間にとって脅威になると考えるのは、現時点ではまだ時期尚早ではないでしょうか。
倫理性の問題を引き起こす可能性があると言いますが、それ自身も具体的ではなく
必要な対策をするように呼び掛けていますが、その必要な対策というのも見えていません。
何事もメリット、デメリットを考えて行動する必要は当然ありますが、
AI開発は世界中で行われており、それらを制限することは実質難しいと言えるでしょう。