「ゆっくり茶番劇」が商標登録された問題について考えてみました。
ニコニコ動画やYouTubeなどの動画配信で使用されている
「ゆっくり」系の動画について、使用する場合はライセンス料を払わなければならない
という形で「柚葉」という人が商標登録をしました。
これに対して「ゆっくり」は二次創作からの派生カテゴリーであって、
特定の人物が商標として独占するのは問題であるとして炎上しています。
確かに「ゆっくり茶番劇」などは二次創作から生まれたものですし、
広く親しみをもって使われているものであるので、これに対して商標登録し
あまつさえライセンス料を払えというのは横暴でしかないでしょう。
柚葉氏の代理人は「親しみを持って使われているものだと言う認識がなかった」
としていますが、それは絶対にウソです。
このような使われ方をしているからこそ、商標登録したのは間違いありません。
でなければ「ゆっくり茶番劇」等という特定の文字で商標登録などしませんし、
柚葉氏本人もライバーなのですから知らないはずはありません。
週明けの5月23日以降に商標破棄に向けた動きをするとの発言もあるようですが、
どこまで本当にやるのかは不透明です。
こういう形で文化として成り立っているものへの商標登録は、
反発が出ることは容易に想像できるのですから登録して金儲けしようと考える前に、
冷静になってほしいものです。
こうなることが分かった上での商標登録であれば、いやがらせともいえるので
柚葉氏の人間性を疑う人が出てくるのもやむを得ないでしょう。