メモリ4GBでスペック的にはお世辞にもよいとは言えないノートパソコンを、
月額3980円からサブスクで提供しようとした富士通が炎上しました。
普通に購入すれば同程度のスペックは10万円前後なのに対して、
サブスクPCでは総額が20万円を超える金額になっているのが、
炎上した原因かと思われます。
Officeなしの3年プランで18万円、Officeなしの5年プランで24万円
Officeありの3年プランで19万7千円、Officeあり5年プランで26万8千円
これはさすがに高いと言われても仕方ないでしょう。
しかも途中で解約しようとすると違約金を取るという徹底ぶりで、
普通の人はこんなサブスクに手は出さないと思われます。
高齢の方などをターゲットにしようとしているのか不明ですが、
何か問題があっても対応するのに追加の料金が発生する可能性もあります。
そもそも10万円そこらで買えるものを長期間にわたって貸し続け、
その間に自由に解約できないのはやりすぎでしょう。
パソコンのように性能がどんどん高くなっていく製品に対して、
低スペックなものを高額で提供するのは不良在庫の処分方法として
考えているとしか思えません。
いつでも解約できて、そこそこの料金でなければサブスクPCは
ビジネスとして成り立たないのではないでしょうか。
少なくとも炎上してしまった富士通のサブスクPCは、利用者を獲得するのに
相当苦労すると思われます。
今はちょっとしたことでSNS炎上しますので、こういう企業の独りよがりな
ビジネスは通用しない時代になったと理解すべきです。