Microsoftは3月16日にExcelへ14の新関数を追加したと発表しました。
製品版への導入はユーザテスト後になるようですが、関数の追加は喜ぶべきことです。
追加された関数は以下の通りです。

【テキスト操作関数】
・TEXTBEFORE 区切り文字でテキストを分割し、その前を返す
・TEXTAFTER TEXTBEFOREの逆
・TEXTSPLIT 区切り位置指定ウィザードのように、区切り文字でテキストを分割する。

【配列の操作】
配列の結合
・VSTACK:配列を縦に積み重ねる
・HSTACK:配列を水平方向に積み重ねる

配列の変換
・TOROW:配列を1行にする
・TOCOL:配列を1列にする
・WRAPROWS:指定した要素数で1行を折り返して配列にする
・WRAPCOLS:指定した要素数で1列を折り返して配列にする

配列のサイズ変更
・TAKE:配列から連続する指定行・列を抜き取って新しい配列を得る
・DROP:配列から連続する指定行・列を削除して新しい配列を得る
・CHOOSEROWS:指定された行だけを含む配列を返す
・CHOOSECOLS:指定された列だけを含む配列を返す
・EXPAND:配列を指定された行数・列数だけ拡大する。指定したデータで空セル埋めることも可能

配列に関する関数は、一般的な利用では使わない可能性が高いですが、
開発者にとっては重宝する関数になることでしょう。

14の関数のうち11が配列に関するものなのは少し残念ではありますが、
今後も新関数の追加に注目していきたいと思います。