SNSなどのインターネット上に個人情報が書き込まれたり
あなただと分かるような形で誹謗中傷を書き込まれた場合には
どうすれば良いのでしょうか?

例えば「●●は部長の○○と不倫をしている」「○○には犯罪歴がある」
「●●は風俗で働いている」といった
社会的評価を低下させる書き込みをされた場合
これは名誉毀損に該当します。
書き込みの内容が真実であれ虚偽であれ、名誉毀損は成立します。

また「○○は馬鹿」「ブス」「臭い」「嘘つき」「尻軽」「浮気性」と言った
名誉毀損には該当しないような悪口は侮辱罪が適用されます。
当然刑事告訴されれば逮捕されることもあります。

住所や氏名、電話番号、LINEのIDなどが後悔されてしまうのは
プライバシーの侵害に該当します。
プライバシーの侵害は刑法で罰する規定はありませんが
不法行為が成立すると損害賠償責任が発生します。
公開されたままにしておくと、様々な被害が予想されますから
一刻も早く個人情報の削除対応をしなければいけません。

友人や同僚と写真撮影をしたらSNSで無断公開されたという場合は
プライバシーの侵害だけではなく肖像権の侵害にも該当します。
写真撮影されることに同意しても、SNSにアップすることは許可していないからです。

万が一、これらの書き込みが行われた場合には、SNSの問い合わせフォームや
削除申請フォームから削除申請を行いましょう。
削除フォームが見つからない場合や個人からの情報削除依頼に応じない場合には
個人情報削除を弁護士にお願いすると良いでしょう。