賃金の支払いがデジタルマネーで支払われる可能性が出てきました。
厚生労働省が賃金支払いをプリペイドカードなどを含む、
デジタルマネーでの支払いを全国で解禁する方向で検討しているとの報道がありました。

デジタルマネーと言われると中々イメージしにくいかもしれませんが、
いわゆる銀行振り込みでない形での支払いになるわけです。
個人的には凄く難しいなという感覚しかありませんが、どうなのでしょうか。

そもそもデジタルマネーで受け取ったとしても、買い物をするのに現金が必要であれば
最終的に現金化しなければなりません。
各種引き落としが銀行口座から行われるわけで、そのための現金の用意も考えなければなりません。

どういう意図で厚生労働省が検討を始めたのか分かりませんが、
現金で払ってほしいのにデジタルマネーで払うことにしたからと言われても、
いろんなところに影響が出てしまいます。

未だにクレジットカードが使えないスーパーやお店も山のようにあります、
そんな状況で生活の基盤となる賃金がデジタルマネーを許容するのは、
かなり無理があるでしょう。

イメージしてみてください極端な話「来月からの給料は○○ポイントで払います」と言われたら、
どうしますか?お金でもらえないと困る!という人が圧倒的多数だと思います。
支払方法を選択できる制度にしていたとしても、それはそれで問題になりそうです。
まだ検討段階なので実際にいつごろというのは見えませんが、こういった余計な事は
検討しだすと早いイメージもあるので困ったものです。