動画配信サービス大手の「Netflix」が利用料金を値上げするようです。
ベーシック、スタンダード、プレミアムの3つの料金タイプがあり、
それぞれ月額650円、950円、1450円のものが、月額800円、1200円、1800円
に値上がりとなる予定です。
値上げ理由はオリジナルコンテンツの拡充などとしていますが、
ユーザーの理解を得られるかどうかは分かりません。
というのも、他の動画配信サービスに比べるとオリジナルコンテンツに
拘って配信する傾向が強く、しかもオリジナルだから優れているかというと
そこまでの印象はありません。
しかもオリジナル以外の動画について配信スピードやラインアップが、
他と比べると遅かったり少ないことも多いからです。
基本的な配信コンテンツが他と遜色がなくて、オリジナルに力を入れるなら
料金値上げも理解できるかもしれませんが、現時点のコンテンツでは
説得力に欠けると言わざるを得ないでしょう。
動画配信サービスは、hulu、Amazonプレミアム、DTV、U-NEXTなど
ユーザーの選択肢はかなり幅広くなっています。
昔、huluが配信トラブルで大きな問題を起こしたときも、解約者が続出しました。
ユーザーは携帯電話のように乗り換え時期に縛りなどがないことと、
動画配信サービスの選択肢が多いことから、簡単に乗り換えする傾向にあります。
今回の値上げで「Netflix」ユーザーが他のサービスへ乗り換える可能性は、
十分にあると言っても良いでしょう。