秋も終りにさしかかり冬の足音も少し聞えてくるかのやうな季節。もう10月も終りになりなん
としております。皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでせうか。

先日、夜半に用事を足して車での帰り道。交差点待ちの時にふと車窓から空を見上げますと
雲も余りないところに真丸のお月さまがいつもより大きく、一際輝き映えていてその光景に
一幅の美しい絵画を鑑賞しているやうな心持になりました。

これはなるほど、先人達もおそらく洋の東西を問わずに連綿として古今、新古今とこの美しさ
を歌に詠んできたことよなあと得心いたしました。 

また食欲の方も結構なものでして、けふは小売店にてなかなか甘そうな栗羊羹が販売されていました
ので、ひとつぜひ購入してよー噛んで食べやうと思案しましたが既でのところで止しておきました。
そんな頃合いです。

さて消費増税の影響は地味に(というか如実に)景気に影を落としてしていると言えるでせう。
あのリーマンショック並みとまでは申しませんけれども。

大体にしてデフレ脱却を掲げていますのに、それに水を浴びせかけるような消費増税に
踏み切ったこと自体に関して未だに訝しく思っています。

来年さらに税率を上げるようなことを申しているやうですが、いい加減に冗談はよし子ちゃんという感じです。

おそらく「また無駄な箱物を作っても」などと揶揄されそうですけれど、増税の穴埋めをするためには
つまるところ文字通り建設国債か何かを発行して公共事業を行うしかないのです。
注意して無駄なものを作らなければ良いだけのことでせう。

建築物、社会インフラはいずれ古くなり朽ちていきます。結局は新しく作らなくてはならない
のが世の運命でありませう。と申しませうか徐々に更新していかなければ後代にその付けが
廻って行くのは明明白白なのです。気概をもって後世への資産になるやうな立派なものを作れ
ば良いではありませんか。

あるいはこれも良く言われることなのかもしれませんが、日本ほど災害の頻発する国と
欧米諸国を単純に比較するのは大きな誤りです。我らがの日の本が欧米列強と対等に交易を
行うにあたって手厚いインフラは必須のものであると言って良いでせう。

日本人は大地震に大津波と激甚災害にはもう懲り懲りなはずです。しかし災害は待ってはくれません。
だのにこの手の話になると情けない。やたらと消極的になってしまいます。
畢竟して個々の銭勘定の話に終始してしまいがちです。