例会挨拶
ステークホルダーの皆様、おはようございます。
ただいま司会からもございましたが、25周年記念作品を年内にご披露できてうれしく思っております。
さほどのエクスキューズにもなりえませんが、ここ数年、私的な事由による引越しが重なりに重なりまして、肝心の制作が滞りましたこと、ご容赦下さい。
今年も残すところあとわずかとなって参りましたが、日頃のニュースを見ていて個人的な感覚としては「蛮勇」つまりは節度のなき勇気が振るわれるやふな光景を多く目にしたところです。あくまでもバランスを保っていく必要があるのでせう。
昨今は常識、いわゆる英語で云ふところのコモン・センスのない振舞いばかりが目立ち辟易している所ですが今更嘆いてみても詮方ないところではあります。
同様に今年はAIなどといふ、実際に使用したこともありませんので奇々怪々ですが、新技術が跋扈しているようです。幾許かの理由もあるのでせう。それでも特段に新技術を振りかざして、当世風な雰囲気に阿るばかりの態度には些か異を唱えたくなるものでもあります。
昨今は人工知能相手に人生相談までするような輩も出てくる始末で、多分に占い感覚なのでせうが、体のいい自分好みの意見は一時の慰安には成りえましょうが、果たしていかがなものでせうか。
ご存じのやふに、そのやふなAIのデータセンターを運営するにあたっては豊富な水資源、また大量の電気を要するやうで、テレヴィジョンのコマーシャルなどで叫ばれている環境破壊もよいところ、エコロジーを標榜するわりにはこの体たらくかと、嘆息してしまうばかりなのです。
死にたる者にも一票はある。などとは申し上げませんが少しは古いもの、いわゆる英語で云ふところのオールズにも多少の耳をかたむけよと言いたくもなるものです。
自分だけその場だけ切り抜けらるれば良いというやふな、戦後一貫してみられるような風潮が控えめに、ただし実際のところは加速しております。
お金を儲けることは全く悪いとは思いませんが、それでも行き過ぎたマモン、マモニズム、いわゆる日本語で云ふところの拝金主義に走ってしまい、挙句の果てに豊かになったから全てが駄目になったなどと指摘されないやふにしなければいけません。
時節柄、空虚な言葉の雪合戦は避けたいものですので、またあまりにお喋りが過ぎますと女の井戸端会議よろしく言葉が水平に移行するのみで、滑りに滑り挙句の果てに倦厭されるばかりですから、饒舌にすぎましたら諒とされたい。このあたりでお仕舞とさせていただきます。


