今日はWickedを観てきたよ
グリンダの声量は素晴らしい
エルファバももちろん底力がある力強い歌い方をするんだけど、
グリンダのか細く、でもしっかりと聴こえる高音は本当に素晴らしい!!
オズの魔法使い(実は魔力がない?!!)の歌もいいし、
今回はフィエロが格好良くてフィエロを巡るグリンダとエルファバの争いも自然だった
それでね
私の左隣はアメリカ人の女の子が1人で座ってて
右隣はこれもアメリカ人の女の子2人連れだったの
左の子はお酒を飲んでたから成人してるようだったけど、
それでもまだ女の子の域を出てない感じ
右手の小指の付け根に血がにじんでてどこでやったのか分からないって言ってたから
持ってたバンドエイドをあげてちょっとお喋りしたんだ
品のいい女の子だった
それで私たち(オーケストラ席のど真ん中、ステージから5番目のよく見える最高の席)の
一つ前が3つ空いてたの
座高の高い男の人なんかに座られちゃうと
前のほうの席だとかえってステージが見えなくなっちゃうから
こりゃ好都合って感じで始まったわけ
前半のステージもずいぶん進んでから
お父さんと娘2人がエスコートされて席に着いたの
私と左隣の女の子の前に娘、右隣の前にお父さんが座って、
ステージを観るのに支障はなかった
だって娘はどう見ても小学生ぐらいだったから座高が低い
鑑賞のジャマにならない
でもお父さんに話しかけたりしてちょっとうるさい感じ
しばらくしたら左隣の前の娘がいきなり立ち上がって、
まあすぐにお父さんが手を引っ張って座らせたんだけど何かと思ったよ
インターミッションになってなんでかが分かった
お父さんと私の前の娘がトイレかなんかで席を立っちゃって、
その立ち上がった娘一人になっちゃったんだけど、その子ダウン症だった
後ろの私たちをガン見するように覗き込んで挨拶してきたの
左隣の女の子にまず「ハーイ」ってちょっとだるそうな喋り方で話しかけて
「言葉は英語?それともスペイン語?」って聞いてるの
お酒を飲んでたその女の子は丁寧に「英語」って答える
次は私
同じ挨拶と質問をされて私も「英語」って答える
次に右の女の子達…
終わるとまた左の子、私、右の子達に同じ質問をし続ける
母国語がスペイン語なんだね
戻ってきたお父さんと
何を言ってるのか分からない言葉(スペイン語だろうなぁ)で喋ってたもの
私はまあ大人だし、教育者(こんなときだけ)だから笑顔でゆっくり喋ったけど、
左の子も右の子達も優しい声で答えてね
ニューヨークの国際色を見る思いだった
障害者に対する偏見のない対応の仕方を自然に身につけてるんだなぁって、
昔ロサンジェルスのディズニーランドで
誰よりも車いすの人が威張って園内を動き回っていたのを思い出したよ
私が受け持ってきた歴代の中学生は
誰もがこういう人を見ると『ガイジ』って言うもんなぁ
悪気があってもなくてもそういう言葉が口をついて出ちゃうんだよね
だから後半のステージが始まって
緑色のエルファバに「きれいだ」って言うフィエロに
エルファバが「ウソをつかなくていい」って言うと
フィエロが「見方が違うんだ」って答える場面が妙に心に残ったよ
なんだかとってもいい気分でタイムズスクエアーを歩いて帰ってきた
クルクル変わる電光掲示板がこの表示になるのを手がかじかむのを我慢して待ってた
警察が朝から柵をどんどん持ち込んでて明日は撮れないかもしれないからね
昼間も撮ったんだよ
明日は今回初めてのScandalous
内容もよく分からないままなんだけど、
これは女優目当てだから大晦日に観るのにふさわしい
マンマミアで初めて観て大ファンになって、
夏で閉幕しちゃったシスターアクトにも出てたCarolee Carmello主演のミュージカル
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
大晦日もだいぶ進んで、
もうすぐ今年が去年になる…
2013年がこのブログに寄って下さる皆様にとって、
良い1年になりますように!!
*今日の本
「裸の顔」 シドニイ・シェルダン
::なんと17年振りのデート もう新作が手元にないので、読み返しの年末年始と相成りにけり…