こんにちは!不登校ママ小児科医のMinnyです。

 

次男が小学校4年生のとき、教室に入れなくなった際のお話を振り返り中😉ですが、今日は前回お話した心理的安全性グリーンハートについてのお話です。

 

心理学の分野で「ハリー・ハーロウの実験」という有名な実験結果があります。

子どもの愛着形成に関する研究者であるハリー・ハーロウが行った実験で「代理母実験」猿とも呼ばれています。



       

 

この実験でもっとも広く知られているのは、アカゲザル猿の赤ちゃんから母親を奪い、「針金製ミルク入り哺乳瓶を持った人形」と「ヒーターで温められている柔らかい布製の人形(哺乳瓶なし)」を与えたところ、どちらに懐くのかをみた実験です。この結果は、【大部分の時間を温かい布製の人形と共に過ごし、おなかが空いたときだけ針金人形に近づいてミルクを飲む】という、まあ、そうだよねニコニコと誰もが納得できる結果爆  笑でした。

 

が、今日はその実験結果ではなくその続きの実験⇩・・・・。

 

➡赤ちゃん猿猿の檻に、「針金製の代理母と二人(1匹と1個?笑ううさぎ)きりにして怖い蛇🐍のおもちゃを追加する。」または、「暖かい布製の代理母と二人笑ううさぎきりにして怖い蛇🐍のおもちゃを追加する」

の2つの方法を試したところ、

針金製の代理母と二人きり」の時は、赤ちゃん猿猿は、🐍を怖がって檻の隅にうずくまり動かない状態になりましたが、

暖かい布製の代理母と二人きり」の時の赤ちゃん猿猿は、🐍怖がって布製代理母にしがみつきましたが、その後時間が経つと、徐々に🐍おもちゃに興味を抱くようになり、少しずつ近づいて短時間つついたり、触ったりし始めるようになりました

 

この実験から分かることは、「心理的安全性があると、対外的な恐怖心や不安を克服し、探求心や冒険心を育むことができる」ということです。

同じように子どもを育てる上でも、心理的安全性が確保できる状態、場所を作ることで、子どもたちにはチャレンジ精神や冒険心が芽生え、自分の足で進んでいけるようになるのです。

私は、残念ながらこの学びを知ったとき、次男が既に不登校になってからで、小学校に入学後、学校や学童で精神をすり減らして帰ってくる次男に家庭という心理的安全性の確保をしてやることができませんでした(泣)。

現在、お子さんの行き渋りや母との分離不安に悩んでいるお母さま方には是非、知っておいて頂きたいと思っています♡。

 

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