開拓の恵み | 牧師のブログ

開拓の恵み

昨年4月から港北ニュータウンでの開拓伝道をスタートする恵に預かった。

その昔、使徒パウロが初めてヨーロッパで開拓伝道を始めたのは、ピリピの町だった。そこにはユダヤ人の会堂がなかったので、パウロは祈り場を求めて河原に降りて行った。そこに何人かの婦人たちがいた。パウロはこの婦人たちにイエス・キリストの福音を語った。その中に、ルデヤという染色業の女社長のような人がいて、パウロの語ったことばで、イエス・キリストを信じる決心をした。彼女の勧めで、招かれ、家族にも福音を伝えたところ、家族全員がイエス。キリストを信じて救われた。そのほかにも牢屋番の男とその家族が救われて、これらの人々がピリピ教会の土台となった。

 私もこのパウロにならって、昨年4月13日の日曜日の朝、家内と車に乗って、東山田の公園に出かけた。もしも、公園に人がいたら、その人たちに福音を伝えようと思ったのである。ところがその日はあいにくの雨で、公園には誰もいなかった。そこで、車の中で家内と二人で礼拝した。

 その週の土曜日、夜、加藤夫妻と聖書の学びをしていた。彼は元自衛官であったが、もっと人に役に立つ仕事をしたい、と自衛官を止めて、整体師の仕事をしていた。彼の仕事場が日曜日には空いているので、使ってほしい、ということで、センター南の駅のすぐ側のビルの三階の部屋を借りることができた。しかし、そこは6月までしか使えないということで、祈っていたら、その隣の部屋の社長と知り合っていたので話をしたら、「日曜日は空いているからぜひ、使って欲しい」と言われて1年間そこを借りて毎週、日曜日の午前中礼拝のために使わせていただいた。今年、7月から北山田1-1-18 パークヒル フジというマンションの二階を借りることができて、礼拝の場所をそこに移すことになって、現在に至っている。神様はすべてを備えてくださり、あらゆる必要を満たしてくださった。

 この10月からその場所で、カウンセリング講座とか、母と子の英会話、中高生のギター教室、ビジネス英語などのプログラムを推進することになっている。


 私たちの願いは一人でも多くの方が、キリストの愛に触れて、人生の意味と目的を悟り、充実した毎日を送っていただきたいということである。本当に生きる意味と目的を知り、永遠のいのち、本物の幸せを得ていただきたい、これが私たちの願いである。