さて、この旅最後の大物。
ロスカボスからラパスへ戻り、スノーケルのツアーへ。
お目当てはティブロン・バジェーナ。英名ホエル・シャーク。
日本名、、、ジンベイザメ!
ここではなんとボート&スノーケルで
ジンベイザメを間近に見ることができるのです。
(ガイドのビセンテ。海大好きなめちゃいいおじさん。
ジンベイポイントに行くまででもボートの上からエイくらいの小さなマンタが何匹も見れたり、
やっぱこの海すごい。
そしてポイント到着。
「泳ぎは得意?」と聞いてくるビセンテ。
探して泳ぎ回らないといけないらしい。しかもわりと波が荒い。
うーん、普通だけどがんばってついてくよ、と答え、
よし、行くぞ!
ばしゃーん。
気温もさほど高くなかったから予想はしてたけどけっこう水冷たい。
そしてなんか濁っててなんも見えない。5メートルくらい?「あれ?」って感じ。
それでもビセンテの行くほうについてって
あっちへこっちへぐるぐる、泳ぐ。泳ぐ。
しばらくしてビセンテがはっ、と止まって、
え!!いた!?いたの!?と、
自分もちょっと前に出ると、、、
う、うわ~~~~~~~!!!!!!
いた~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
緑にくもる水の向こうに黒い影。明らかに自分よりでっかい。
水の中でこんなに大きな生き物に出会った事なんてない。
本能的にぞくっとする。
おそるおそる、触れるくらい近づく。
口を上にして、水中に向かって背中が伸びて、背ビレ、尾ビレに続き…
黒に白の斑点がその部位によって大きくなったり小さくなったりしながら背中全体を覆っている。
尾ビレのあたりにコバンザメが四匹くっついてるのが見える。
目の前には何重かのただの切り込みみたいなエラがひらひら揺れてる。
そのまま正面に回り込んだら、これまた自分入れるくらいの平たくて大きなまるい穴、
…いや口が、海水を吸い込んではもごもごしてる。
ほんとにちょっと怖いくらいの大きさ。
そこで改めて自分の周囲の水を見て気づいた。
「濁ってる」って思ったこの水…全部、細かい…プランクトン!!!
ここはジンベイの豊かな餌場だったわけです。
ジンベイザメはサメ科でありながらクジラと同じくプランクトンを大量に摂取して
その巨体を維持している…って知ってても間近で見るとやっぱりすごい。
そしてこんな近くでじろじろ見てる私たちには目もくれず、
ジンベイさんはその大きな口で一心不乱に海水を吸い込んでは、ばくばく。
ずほーー
ばくばく、、
ずほーーーー
ばくばく、、、
もう、夢中で眺めました。
これはボートの上から撮ったジンベイさん。
ずほーーー
ばくばく
お背中
背ビレだけ海面に出てるとやっぱサメ…
この後もまたまたアシカのコロニーに行って
今度は団体のアシカと泳いだり、
いやもう、ここが最後の地でほんとによかった!!
自分よりも桁違いに大きいもの、ってその大きさだけでエネルギーの総量が格段に違うのが分かる。
あほみたいな感想やけど、でかいはすごい。でかいはすごいやで…。(二回言いました)
この海、ホエールウォッチング どころか種類によってはタッチングもできるのですが
鯨回遊シーズンにはまだちょっと早い(1~3月)。うーん、残念。
でもそのころは水温が冷たすぎて&風が強くてダイビングやスノーケルはちょっと厳しくなるみたい。
悩ましい海だな~!また来るしかないな!
と心に誓いながら最後の地を後にしたのでした。
(これは海岸にあった銅像
(まんまるサンセット
さあ、次は最後の街へ向かうエンディング・クエスト。
to Tokyo, JAPAN。