皆様こんにちは
半袖のシャツで外出できる暖かい陽気になりましたね。私は相変わらず小田急で通勤しながら子育てしています。
私の職歴を簡単に説明すると、以下の通りです。
16才 親に内緒で初アルバイト。ステーキ屋さんで。
19才 ケーキ屋さんと塾の先生のアルバイトをする。当時は大学1年生。「勉強以外のことも教えてあげる♡」と生徒にセクハラはしていない
21才 通産省(現在の経済産業省)でアシスタントをする。半年間
22才 就職できなかったことをきっかけに法律事務所でアルバイトをする
23才 アルバイトから正社員になる。
辞めたり戻ったりを繰り返し同じ職場で20年以上働く。継続中
です。これに平行してありとあらゆる副業をしていますが今日は副業には触れません。
ポイントはアルバイトから正社員になったことです。私のこの経験は20年前の話ですが昨今のインターン制に似ています。当時は試用期間と言われていましたね。
アルバイトから正社員になるのは、意外と難しいです。最大で半年くらいですかね?一緒に働いて「使える」と思われてやっと合格だからです。つい最近まで学生だった人がベテランに「使える」と思ってもらうにはどうしたら良いのでしょう。
最初の1か月くらいは、
✳︎9時に来て、と言われたら8時45分には来る
✳︎休まない
✳︎みだしなみを整える
✳︎いつも朗らか
✳︎あいさつをする
✳︎余計なことは話さない
✳︎なんでもかんでもありがとうございますと言う
✳︎残業する
✳︎大学ノートに日記をつける
✳︎電話に出る
✳︎手が空いたら何かありませんか?と先輩に声をかける
✳︎仕事をやりたそうに先輩のまわりをウロウロする
✳︎職場の飲み会に行く。できれば幹事をやる。楽しむ
✳︎水曜日までにやってと言われたら火曜日までにやる
こんなかんじです。大学ノートに日記をつける、というのは、教わったことを何でも書く、という意味です。例えば、お茶を出す時はお客さんから出す、とか、電話に出たときは相手のフルネームと連絡先を聞くとか。
そういう当たり前のことを書きます。当たり前のことをきっちり出来るようになるのが重要だからです。あと、失敗してしまったことを次から失敗しないために書きます。
1か月くらい経つと、これは○○さんの担当です、というふうに仕事を任されるので任されたらとにかく失敗しないようにきっちりやることです。
就職活動に成功して大企業に勤めても同じです。周りのみんなに馴染んで仕事を覚えていきます。ただ彼らは雇用が確保された状態でやります。アルバイトから正社員になれるかどうかがかかっている立場では精神的プレッシャーが違います。
当時、私は朝早く行って掃除をしたり、マック行ってポテト買って来てと言われても買いに行ったりしてました。総勢10人位の職場で来客が多かったのですが、私以外の人に飲み物を出す時は、
この人はコーヒーを飲む人、飲めない人、飲めないから紅茶を出す人、など全部大学ノートに書いていました。会議が長引くときは途中で日本茶を出したりして、私なりの気配りを実践していました。飲み会や食事会、ときには旅行も。いつも幹事でした。
そんなことまでして、取り入って正社員になっても、なかなか面白い仕事はまわってこないものです。お給料に影響するような仕事を任されるようになったのは3年位経ってからです。
私は、会社員は、組織の大きさに関わらず、存在感が薄く目立たない
方が良いと思います。黙ってきっちり仕事をするのが一番良いです。
まあ、ですから私には雑用の耐性があるので、この仕事はやりたくない、というような思いはありませんね。何でもやります。お金になってしまえば同じですから。法律違反はダメですけれど。
ついでに言うと貧乏や貧民街耐性もあります。中野区出身ですから歌舞伎町などの雑多な感じもむしろ落ち着くくらいです。
29才で結婚したときは指輪も披露宴もしないでカビだらけの社宅に住んでいました。そこで長男の子育てをしました。
でも全然苦しくありませんでした。
夜逃げの後片付けをやらされてたときも、洗濯機買うために血走った目で競馬してたときも、生きるのに真剣で楽しかったです。神様がもう一度私に人生をくれても、私は同じように自分の力で初めからやると思います。