2013年8月9日(金)16時4分配信 J-CASTニュース

  AKB48に「ドラフト」制度が導入されると8月8日(2013年)に発表された。「ドラフト」はオーディション合格者の中から、AKB、SKE、NMB(それぞれ3チーム)、HKT(1チーム)の全10チームのキャプテンが、順番にメンバーを指名するシステムだ。第1回の「ドラフト会議」は11月10日に行われる。

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賛否両論出ているようですが、
私は”否定”します。

オーディション合格者を「ドラフト」することに何のメリットがあるの?
私には、まったく理解できません。

本来ドラフト制が必要なのは、どこかのチーム人気が集中した場合。
今回のAKBで例えれば、
AKB48のオーディションに人気が集中して、
AKB以外のオーディションに応募者が集まらない、または良い人材がいない場合と言う事の対策だろう。
実際にそんな問題があるのだろうか?

そうでないなら、このドラフト制は害にしかならないだろう。
問題は3つ

1.応募者がグループを選択できない
これまでは自分の希望するグループのオーディションを受けることが出来たが、
一括でオーディションが行われて、しかも本人の希望ではなく、各チーム側の要望で決まるのでどこのグループに行くか判らない。
こうなると、例えば、地元のグループに入りたいと願う人や、家から遠いのは無理だと考える人は、応募を止めるかもしれない。
取りやめる人の中に優秀な人材がいるかもしれない。
これが最大の問題だと思う。
企業でも都市部での応募だと良い人材が減るので、地方の優秀な人材を発掘する為に、地域密着の募集することを考えると、良くする為とは完全に逆行する。

2.地域性が失われる
AKB48は、全国区らしいから問題ないが、他のグループはある程度地域型。
地元周囲のメンバーが多いのもそのため。
地域性がファンを作って来たともいえます。
地元以外のメンバーが入ること自体は問題ないが、地域性を気にするファンにとっては心情的にマイナス要素になるだろう。

3.合格した時から人気ランキング
ドラフト制はある意味で人気投票である。
先に指名または複数指名されれば人気が高く、指名が後なら・・・
何でも順位付けしたがるAKBだけど、これを嫌う人もいるのではないだろうか。


ドラフト制・・
オーディション希望者に条件を付けるような制度。
私にはメリットが思いつかないのだが、何が目的なのだろう?

もしかして、募集の制約条件を増やして、それでもAKBに入りたいという意欲のある人を探す為?
それならこれまでのオーディション審査は何だったのか。
それとも、もう人数を増やしたくないけど募集を止めると、「AKBも終わり」と思われるので、
合格者を減らすことをごまかす為。

やっぱり単なる「話題性」・・・


新しい事をやれば何かが変わる・・・だけど、全て良い方向へ行くとは限らない。
結果は判らないけど、少なくとも新たに合格するメンバーの夢を壊さないような体制を作って欲しい。