志望校に合格して
小学校で見つけられなかった友達
きりん君は洋楽好きなまき母の影響と
レア父の希望で幼稚園の英語クラスに通っていたため
幼稚園の時はほとんど英語の歌しか聞いていませんでした。
『THE・男子』的な戦隊モノにはハマらず、
姉・帰蝶と『アイカツ』見てたりして。
姉・帰蝶はいちごちゃん世代
マクドナルドで店員さん体験した時
店員さんの制服を着せてもらって記念写真を撮ろうとしたら
洋楽アルバムジャケット風に横むいてカッコつけたポーズ
(当時のお気に入りはバックストリートボーイズ)
とか
子供らしい、正面むいて「ニコッ」てやらなくて
こんな感じ
店員さんに申し訳なさそうにされて
まき母の方が言い訳して謝った思い出があります
そして小学校へ入学。
小学校低学年~中学年までは
好きなものを話せる同級生がいませんでした
マニアック男子きりん君、
ゲームは当時『マリオカート』『桃鉄』位
(姉・帰蝶はゲームやスマホがあまり好きではなかった)
我が家には現在も任天堂Switchはありません
(なぜか夫の趣味でプレイステーション5はある)
でも小学校ではポケモンとかゲームとかゲームとか・・・・
流行っているので
そこに歴史の話を語りだすと
「きりんが歴史話はじめたー、逃げろー」と
下校中に置いて行かれることも少なくなかったんです
みんな知らない、興味がなかったのは
仕方ないこと。人それぞれなんですけど、
からかい、とか、仲間はずれ にする
そういう環境は窮屈でした
これは良くも悪くも『一期一会』
同じ小学校、同じ地域でも
学年が違うとそんなことなかったりしますから
現に姉・帰蝶の学年はなかったんです。
きりん君はご縁に恵まれなかったのでしょう
小学校高学年になり
社会の授業や塾でみんなが歴史を勉強して
周りの同級生の中にも歴史が好きな子も増え、
最後は担任の先生にも恵まれ
卒業しました。
終わり良ければ総て良し、ですね
中学に入学して
志望校に入学して
きりん君がふと
「中学はみんな気があって最初から仲良くなれて楽しい」
とつぶやきました。
もちろん、成長したから
幼稚園から小学生になったばかりの頃と
そのまま比較するのは乱暴でしょう。
けれど、
やっぱりなんだか、大げさに言うと
『相手を尊重する 相手を認める』感でしょうか。
自分と違う趣味や考えを持っていても
「あいつはすごい」と認める。
違うからと否定しないんです。
まだきりん君が3年生の頃
学校説明会で、
新入生歓迎の言葉をビデオで見せてもらったんですが
新入生歓迎の言葉(概要)
僕は小学校で趣味の合う友達がいなくて
趣味のことに関しては自分が一番よく知っていると自負していました。
小学校では居場所がなかった。
けれど、
この中学に入学して
同じ趣味で自分よりもっとよく知っている人
趣味は違うけれど他のことをすごく詳しく
知っている友達に出会い
自分が井の中の蛙
だと気づきました。
入りたい部活がなかったとしても諦めないでください。その部活を自分たちで
立ち上げることも出来る
この学校は
誰でも必ず居場所がある
友達同士認め合える
そんな学校です。
この言葉を聞いて、私たち親子は
きりん君は
この学校を目指し、入学しました。
そして今
あの言葉は本当だったと
日々喜びをかみしめています。