
2ヶ月ぶりに、自分のためだけの朝ごはん。
家にあるもので最大限のおもてなし。
こんな時間ってあったんだな。
もう忘れかけていたくらい
2ヶ月存分に家族とべったりだった。
コーヒーを淹れて、少しだけボーッとする。
一昨日、前の学校に戻りたいとグズっていた長男は
昨日初めて新しい学校に行ってきたわけだが
超上機嫌で帰ってきた。
給食も美味しくて楽しかったらしい
次男も幸い楽しんで帰ってきた様子。
これが私にとって
こんなに大事なことだとは
若い頃は思わなかった。
空なんて見なくても
楽しいこと悲しいこといっぱいの
刺激のある日々だったから。
日本で私たちの世代は子供の頃
高層マンションなんてなかったし
最新式のマンションでも12階止まりだった。
空を見て育ったのだ。
出産して子供を産んで
どんどん高層マンションが増えていく韓国の景色に
耐えられなくなってきた。
元気真っ盛りの子供たちに「走るな」という暮らしも
日韓両方でずっとずっと違和感があった。
夫には申し訳ないが、
韓国では絶対に死にたくないと
何度か言ったことがある。
こういうことは、予めはっきり伝える方が
後々お互いのために良いと思っている。
6年住んできた町は
何でも近所で解決できて、とても便利だった。
でもマンションの老朽化が激しすぎて
水道水に時々錆のようなものが混じっていた。
子供のアトピーがひどくなり
引越しを決めた。
夫が見つけてきた町は
高層ビルが全くなかった。
新都市だけど、
ほとんどの建物が5階までという低層。
毎日空が見たいとぼやいていた私のことを
考えて探してくれたんだと思うと
すごくありがたい気持ちになった。
マンションも見て回ったけど
一度一軒家を見てしまったら
なかなかマンションに心が動かない。
私たちが住むことになったおうちは
今まで住んでいた人が事情があり
とにかく早く引っ越したいと
ものすごい格安で不動産に出していた。
そして、賃貸だから住めたということもある。
私は韓国で家を買うことは
あまり気が乗らないということも
夫にやんわりと伝えていた。
意地でもここで骨を埋めたくないw
大きな家に家族で住んで、子供たちが巣だったら
夫婦二人もしくは一人でちょうど良いおうちに変える、
というのが私の理想。
親戚や親が年老いたり亡くなったりして
その後を間近で見ていろいろ感じた。
大きな家に一人では
管理も掃除もできないし
さびしすぎる。
だから、今は住めることになった
この大きな家で
家族の時間をとことん満喫すると決めた。
夜は頑張ってコッチョリをつけ
プルコギとテンジャンチゲで
3人でおいしく食べた。
まだ食卓を買っていないので
キッチンのカウンターで。
昨日まで休んで引越しを頑張ってくれた夫は
今日から出勤。飲み会だそう。
そして、夜の町探検までした。
あたたかくなったら
ここでお弁当も楽しそうだ❗