冬至の夜

風邪気味で疲れ切っていた。
眠くて眠くて仕方なくて
アトピーのことやら
生き方のことやらで旦那と揉めた。

コンディションが悪い時に
大事な話し合いをすべきではないと
わかっているのに

そういう時に限って感情を抑えきれず
夫にぐちぐち言ってしまう。
感情の力を借りないと大事なことを
言えないことも確か。

いつもは一人で飲み込んで
消化する夫が
今日は何だかぷりぷり怒っている。

眠い。。。。

それでも次男のかきむしり対策のため
床掃除をし、布団をはたき
オソンチョというアトピーによい
韓方の葉っぱを煮出した水を
タオルに含めて患部に当てる。

それでも痒くて
マッサージを要求する。

ああ、今日は布団を洗って
あげれなかったから痒いのかなあ
でも毎日洗うって無理だな。。。
どうしたらいいんだろう
途方に暮れる

横で風邪を引いて鼻をずるずるする長男

眠い。。。
寝たい。。。

ひたすら眠たい私は
次男の脚をさすりながら泣いた。

眠って、起きてはさすり
またうとうと。

あー、そっか
どうにもならないのか。
だったら。

なんだか、ふと、ぷつんと突然
どっかで諦められた。

ipponグランプリの動画を探して
見ては大笑いして。

ずっと気になってた本や映画やドラマを

家事しながら
隙間時間に見たりした。

自分を含め、家族の誰かの
コンディションが悪い時は。

もう拉致があかない時は。

後退するしかない時は。

子供が掻きむしってても
寝ちゃおう。
だって限界なんだもん。

笑おう。
頭の中からっぽにして
お腹から笑う。

そうやってカオスな夜から
振り切れたのだった。

翌日は
スケジュール調整で
1日早く家族のクリスマスパーティ。

具合悪いけど
夫に買い物頼みつつ
ゆっくりのんびり
休みながら、動画見ながら
料理をした。

作ろうと思ってたもの
全部作れた。
ケーキは無理だったけど。


長男はおいしさのあまり
私になんどもハグをしてくれた

次男はホテルみたいだとはしゃいだ

私が、4ヶ月向き合ってきた
おうち、家族。
しんどくても
ホっとする空間。

私が作った。
私が創り上げた。

自分との信頼関係というものを
生まれて初めて意識して
暮らすようになったかもしれない。

後退しても大丈夫。
今だけだから、、、って
前は声かけれなかったよね。

思い切り後退を楽しむ
ということを覚えた
冬至でした。



風邪には大根はちみつ
いつもおばあちゃんが作ってくれた。
生姜も入れてみた。