朝カフェに行くたび気持ちが落ちてきた話→朝カフェをやめた話

 

吉野さやかさんの「めんどうくさいメソッド」「やったことリスト手帳」に出会った話→やったことリスト手帳に出会う

「毎日おなじことを書き出すことで、『新しい面倒くさい』を浮かび上がらせる」

 

日々の「不快」を「快」に自分でこつこつ変えていく作業。私にとって、淡々と、おなじことを続けるということが「不快」だ。だから、やったことリストをこつこつ淡々と書いていくだけの作業がまず不快だった。もちろん、最初は書き出すだけでポイントのように溜まっていくからそれだけで楽しめる。ただ、それを3日~5日つづけると同じ事ばかり書き出していることに飽きてくる。同じリストばかり書き出していることで、本当は他にもやりたかったんだけど面倒くさくて避けていることが浮かび上がってくる。

 

日々の家事はすいすいできるようになったけど、手帳を書くことがつまらなくなったので、「手帳を書く」ということをイベントにしてみた。手帳を書くこと、自分のことを文章にすること、どんなふうにしたら楽しくなるのか?過去どんなふうに日々を紙に表現しているときが楽しかっただろうか?本当にたくさん考えた。バカだから。もう、手帳を書くというスタートからこんなにつまづいている。

 

 

高校生の頃、歴史や倫理のような、丸暗記をしなければいけない科目の試験勉強がとても苦手だった。倫理は、それなりに心のことに興味があったので少しはやる気があり、丸暗記ができなかった私は、それぞれ覚えなきゃいけない哲学者の幼少時代からのストーリーをこっそり漫画に描いて覚えていた。私はストーリーとか感動がないと覚えることができなかった。漫画まで描いて今でも覚えている内容はひとつもないけれど。

 

そして、空間が大事!!

 

 

何を始めるにも形から入るタイプ・・・好きな色のペンやかわいいポストイット、マスキングテープなんかをたくさん買ってきた。上のガラスの万年筆はとてもきれいで一目ぼれ!!インクをちょんちょんとつけて書くのが面倒くさいは書きにくいわで早速インテリアになっている。でも目に入るだけでうっとりするのでいいのだ。

 

最初やったことリストを書いて家事をして・・・ということだけやっていたら、とても心が穏やかになって、外に出たり人の前に出たりするのがどんどん億劫になってしまった。ブログを書いたり発信したりすることもすごく怖くなって(まだまだたんまり残ったプライド)まずは自分で日記とか手帳を書くことを思い切り楽しんでみることにした。そうしていれば、いつか勢いで発信できるようになる気がして。

 

 

もう、人目もはばからず、変な恥もプライドも脱ぎ捨てて全部日記も公開笑い泣き手帳をかくこと、日記のつけかた、メモの仕方などなど、せいかつ編集室 のはるなさんの動画がとてもためになった。この方は手帳を心から楽しんでいる、手帳の神様みたいな方。

 メモは普段とらない主義だったけど、メモをとることで本当に暮らしが、人生が豊かになること知る。私はメモと日記を一緒のノートにして、やったことリストは別にしてみている。一緒にしてもいいかもしれないけど、今のところスペースの配分のとり方がわからないので、思い切り書き出せるように別にしている。




④はやったことリストを始めた最初の頃。あー、私の家事レベルが晒されるのが恥ずかしい!! 漢字も全然書けてねえー! もう家事ができないこともバカなのも周辺の人は知っているので、ここでも変なプライドは捨てるw

⑤は項目を「家事」、「仕事」、「美活、健康」を色別に分けはじめた。家事に片寄ってるな、とか仕事してないな、とか。私の場合、今仕事やビジネスをしている訳ではないので(もちろん、仕事も拡大させる予定!)、ブログで自分を表現すること、日記を書くこと、畑仕事、楽器の練習やレッスンなどを「仕事」の項目として書き出している。

私は日常を、絵や文章として手書きで記録しておくということに猛烈な憧れがあった。それは父親譲りだったのかもしれない。昨年、父が亡くなってから出てきた、旅行記。20代のときインドを一人で、友達と回った時に記録したもの。誰に見せるわけでもなく、けっこう恥ずかしいことなんかも書いてあった。でも、父が生きてるときに見せてもらっていたら、もっといろんな話ができたのに。


父の旅行メモを見た瞬間、涙が止まらなかった理由。私が20代の時、大好きで大好きでボロボロになるまで持ち続けていた文庫本、妹尾河童の「河童が覗いたインド」を思い出したからだ。


文字も絵も手書きとは思えないほどの繊細さ。こんなふうに旅で感じた感動を手で記録するということに、20代の私はすごく浪漫を感じていた。父親譲りの趣向。ずっとやりたかったことだ。こんなところでも、私の未完了を発見できた。

バカだからいつまで続くかわからないけど、楽しんでいる今はしばらくやってみようと思う!やりたかったことだから。