ベルばらの舞台へ
パリに行ったら絶対に行きたかったところ。
それはベルサイユ宮殿。
子供のころから「ベルサイユのばら」が好きで、一度でいいから実際に宮殿を見てみたかったのです。
ガイド本に「混雑するので朝一番に行きましょう」と書いてあったから早起きして行ったのに、いつまでたっても入口が開く気配はありません。
しばらく待っていると、ようやく「不具合のため入場は10時30分からです」という掲示がされました。
入れるということでひとまずほっとしましたが、フランス人は誰もイライラしている様子はありません。
私の旅行中、オルセーでもストライキがあったそうだし、こういう突発的な事態には慣れているんでしょうね。
入場時間がずれこんだおかげで、宮殿の中は大混雑でした。
ベルサイユ宮殿は豪華絢爛、そして優美。
うれしくて「草むらに名も知れず~♪」と歌っていたら、だんなさんが驚いていました。
でも子供のころから好きだったベルばらの舞台にようやく来たんだ……と思うとうれしくて
オーディオガイドをお借りして、ゆっくり楽しみました。
礼拝堂や王妃の寝室、有名な鏡の回廊にも行きました。
この鏡の回廊の写真を見ると、その日の混雑ぶりがわかるかと思います。
ところで、今、ベルサイユ宮殿では村上隆氏の作品展が行われています。
庭園に金の河童とか、優雅なお部屋に美少女フィギュアとか……、どうしてここに置かなくちゃいけないのかと思ってしまいました。
宮殿の雰囲気にまったく合ってないし……あくまでも私個人の感想ですが。
昼食後はトラムに乗ってプチ・トリアノンへ。
ベルサイユ宮殿の窮屈な生活にうんざりしたマリー・アントワネットが愛した離宮です。
ベルサイユ宮殿とはうってかわってかわいらしい印象の建物です。
マリー・アントワネットのイニシャルがあちこちに施されています。
離宮の中を見て回ると、彼女の繊細な趣味がよくわかりました。
プチ・トリアノンの見学後、帰るのが惜しくなってもう一度ベルサイユ宮殿を駆け足で巡ってしまいました。
ベルサイユ宮殿満喫のひとときでした♪