前回に続いて、総合課税の方が還付金が多いのに、あえて申告分離課税を選択した理由について。



  1.総合課税にすると損益を回収しきれないかもしれないから


総合課税を選択した場合、損益通算は売却益のみが対象になります。配当を含めても今年はマイナスなので、売却益だけだとマイナスがさらに大きくなります。変な日本語ですがニュアンス伝わりますよね?


特定口座で保有している株も投信も昨年までに整理が終わっていて残っているものは長期保有の方針ですし、今年から新NISAが始まったので特定口座で購入することはほとんどなくなりそう。


こんな状況なので総合課税で売却益のみ損益通算をしても、期限内(3年間)にマイナスが回収できる見込みがないと判断しました。




  2.住民税が高くなるかもしれないから


私の場合、総合課税だと所得税率が15%→5%に下がります。

確定申告で還付されるのは所得税だけなので総合課税の方が還付金が多くなるのはそのためだと思っています。(確信がないのでこのような表現になってますアセアセ

さらに10%の配当控除もあります。(所得が1000万円以下の場合)


ですが一方で住民税は5%→10%になります。

そのため確定申告の所得税の還付金が多くても住民税が高くなり、トータルで考えるとどうかなー?と思いました。(ここも確信がなく以下略‥



以上ふたつの理由から申告分離課税を選択しました。




来年はまだマイナスが残るので申告分離課税で損益通算をする予定です。

配当金が今年も同じくらい出れば来年の確定申告で損益通算は終了見込み。


再来年以降は売買せず配当金だけなら総合課税で申告するか、少額で面倒ならそのまま放置かなねー


今回の学び

夫婦で資産をまとめている場合には、収入の少ない(=所得税率が低い)方の名義で投資した方が税金面はお得かもしれません。

我が家は偶然にもそうなっていました。

これから投資をされる場合は税金面も含めて検討してみてください。