吉行和子さん、昨年は『人生、いろどり』でも泣かせていただきました。
今日は体調復帰はまだ完全ではありませんでしたが、おひとりさまナイツだったので、仕事帰りに映画館へ直行。
かなり厚めのマスクを装着して望みました。
ストーリーは少し分かっていましたが、予測していましたが、肩を震わせながら大泣きしてしまいました。
山田洋次監督らしい日本の美しい映画だったと思います。
それぞれの役柄の人間くささがとても良かったです。
こういう映画は、もっと若い頃に観ていたら今日のような感動は違っていたと思います。
もっと歳を重ねたあとに観たら、さらに違うのだと思います。
親子のやり取りを羨ましく感じたり、母が私に残した言葉をまた想い出したり。
最も身近な人を亡くして、命には限りがあるということを強く実感してから、今という時間や将来の現実的な場面をどうするかをしばしば考えるようになりました。
でも、世帯主さんと二人きりの生活が続く限り、自分以外にはもう一人しかいないという途轍もない寂しさも感じます。
最後のさいごは誰でもひとり。
自分に余力のある時は何とかなりそうですが、そうじゃなかったらどうなっちゃうのでしょう。
考えても仕方ないのですが、そんな不安を感じます。
やっぱりひとりぼっちは寂しいよね。
だからこそ大切な人との時間は本当にほんとうに愛おしく感じます。