『ある看護大教授の乳がんとの闘いーがん患者の交渉術ー』
平井さよ子&秀明
まず最初に、恩師平井さよ子教授のご冥福を心からお祈りすると共に、
ご主人様とお二人のお子様、そしてご遺族様に心よりお悔やみを申し上げます。
この著書は看護師であり管理者でもあった教育者が
乳がんと戦い続けた記録であり
そしてあくまでも看護職であり続けた著者が
がん治療を行ってそして社会生活をするうえで
様々に遭遇するであろう事柄にどう向き合ったかを
専門職の視点で記した記録でもあります
自分の後に同様な道を辿る者(がん友と先生は呼んでおられました)や
またその家族
さらにそれに関わる医療従事者にとって
多くのエッセンスを与えてくれる物だと感じました
人はそれぞれであり
疾病に対する対処に仕方や人生の捉え方など
思うようにならない部分も多く
決して正解は無いと思うのですが
一つの真実の生き方が記されていると思います
ある看護大教授の乳がんとの闘い-がん患者の交渉術-/平井さよ子・秀明
¥1,500
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著書に採用された写真のエピソード
卒業後,何度か年賀状が来たことはあったけれど
それもまともに届いたことは数えるほどしかなくて
この年もいつもの如く来ないのは
忙しいさよちゃん(先生のことを私たち卒業研究の同期で間ではこう呼んでおりました)の
いつものことだと思っていました.
この年は私にとってもかなりcrisisな時を過ごしていて
やっとの想いで年賀状を準備したのと
実母の病気加療の看護,介護でそうとう身も心もやられていましたので
年末年始もあったものじゃなく
とにかく走り回っていた毎日でした
やっとの想いで年賀状を準備したのと
実母の病気加療の看護,介護でそうとう身も心もやられていましたので
年末年始もあったものじゃなく
とにかく走り回っていた毎日でした
平成23年1月24日の消印で葉書が届きました
あれっ? さよちゃんからだ
それも随分と文字に力が感じられない
それも随分と文字に力が感じられない
と変な予感がしたのを記憶しています
あけましておめでとう
ございます
ございます
“自慢の私の娘”とまちがって
言ってしまいたくなるような
私にとって可愛い素敵な娘さん
結婚も仕事も一つ一つクリアして
いき、とても幸せそうで、私は本当に心から
応援をしています。
暮れから入院し、今度こそ人生の総
決算だと思っています。ヤッホー
言ってしまいたくなるような
私にとって可愛い素敵な娘さん
結婚も仕事も一つ一つクリアして
いき、とても幸せそうで、私は本当に心から
応援をしています。
暮れから入院し、今度こそ人生の総
決算だと思っています。ヤッホー
思わず目頭が熱くなり,涙を流しながら読みました
ただことじゃないことを予感して
翌日即先生に電話して
会いに行く約束をしました
翌日即先生に電話して
会いに行く約束をしました
入院中の先生との電話のやり取りで
私のスケジュールとすり合わせをするやり方で先生のところへ行く調整をしたので
私のスケジュールとすり合わせをするやり方で先生のところへ行く調整をしたので
“わぁ~ 随分とビジネスライクね~”
と仰った記憶があります
これも先生の云う所のDNAかと思うのですが
これも先生の云う所のDNAかと思うのですが
この著書の始めに私のカメラに収めた写真を数枚採用していただき
とても嬉しく思いました
とても嬉しく思いました
これは先生が
“実印がないのよ~ 研究室にあると思うのだけど 息子に頼んだのだけどわからなかったのよ”
と病室でつぶやかれたのが気になって
何とか研究室にお連れできないかと思い
何とか研究室にお連れできないかと思い
“私が車椅子押して先生を研究室に連れて行ってあげる”
と申し出たのでした
私の中ではそれは先生の最後の研究室での時間と
なるかもしれないということは予測していたし
先生の貴重なご家族とのお時間をあまり邪魔したくない
という気持ちも働いていました
プロジェクト“H”
と勝手に命名して
その後実現するのですが
その時に何枚かお撮りした写真の一部です
その後実現するのですが
その時に何枚かお撮りした写真の一部です
ここで先生は私にTさんを引き合わせてくれました
変な表現ですが
面白い人生を歩んでこられたTさんと私の感性が
きっとどこか合うと思われたのだと思います
面白い人生を歩んでこられたTさんと私の感性が
きっとどこか合うと思われたのだと思います
後でも何度か思うのですが
先生は自分の周囲にある人的資源を上手く活用されていた
そう思います
先生は自分の周囲にある人的資源を上手く活用されていた
そう思います
時にwelcomeじゃなかったものも引き寄せてしまった時も合ったようですが
でも 恐らく
その時々で必要な物を持っておられて
選択する力を持っておられた
でも 恐らく
その時々で必要な物を持っておられて
選択する力を持っておられた
これらにおいては
とても恵まれていたのではないかと思います
とても恵まれていたのではないかと思います
もちろん,心や身体をとても呈しておられたのは事実で
決して簡単で楽なことばかりではなかったというのは
言うまでもありません
決して簡単で楽なことばかりではなかったというのは
言うまでもありません
今思い出せば私の記憶の中での先生は
姐御のような存在であり,はたまた頼りがいのある先輩友人と錯覚しそうな時もありました
本当に大好きなボスです
縁のある方々のお話からは全てのことは先生らしく思え
悲しみの中にも笑いを呼び起こし
本当に影響力のある方でした
著書を拝読させていただき
懐かしい“さよ子節”を文字で触れ
懐かしさでいっぱいになりました
さよこせんせー
人生楽しまなくっちゃですよね