昨夜は予てから ずっと気になっていた
たくさんの八朔ちゃんを消費すべく
ジャムを作りました

ジャムの呼び名ついてい 少々うんちくを・・・


とろみがつくまで煮詰めた果物の砂糖煮を総称して “jam” と呼んでいます
欧米では状態によって細かく呼び方を変えています
絞った果汁と同量の砂糖で作ったものが
jelly(英語) gelees(仏語)
最近は糖度50%以下のものでもjamと呼ばれていますが
本来は果実の重量の55%以上の砂糖を使ったものを
jam(英語) confiture(仏語)
といい かなり甘く仕上がりますが保存性はぐんと良くなります

ジャムの中でも果実の粒がちゃんと残っているものは
preserves(英語) conserves(仏語)
といって また区別します
シトラス類の皮と果実で作ったものを英米では
marmalade
といいます
marmelade(仏語)
は果実の重量の50%以下の砂糖で仕上げたもの
甘さ控えめジャムと呼ばれているのはほとんどがこちら
今回は50%以下で作りましたので
正式には
マルムラード
マーマレードとマルムラードは
1字違いで全く違う意味になります
参考文献 福田里香:果物を愉しむ100の方法,柴田書店,1997.












お味の方は 八朔の苦味が程よく効いていて
とぉ~~っても私好みの味です










今回のレシピは
八朔小ぶりなのが5個くらい 中の身だけ取り出して 約380g
グラニュー糖 180gくらい
(八朔の量の半分よりちょっと少なめにしました)
鍋で煮詰めて ぐつぐつしてきたら 約10分ほど煮詰めます
あとはぶくぶくと出ている 泡の状態をみて
仕上がり具合を調整します
10分ほどでは少し緩い感じです
とろみの程度は 好みで調整します

煮詰めている時は
お砂糖が完全に溶けているときなので
お水のようにゆるゆるですが
冷めると とろみが出てきますので
注意が必要です
入れ物は ガラス製の瓶を熱湯で洗って
中をよく乾かして (清潔にして)
その中に入れます
さて 朝ごはんにしま~す
