最近 (コッソリ)一人で映画を観ることが度々あります
なかなか 世帯主さんとは観る機会の無いものを 選んでは 観ます
作詞家・秋元康初による同名長編小説の
『象の背中』
役所広司さん演ずる
何不自由なく暮らす48歳の中堅不動産会社部長・藤山幸弘
肺癌であり 余命6ヶ月と宣告されて
残りの時間を最期まで “生きる” ことがストーリーになっています
残りの時間を最期まで “生きる” ことがストーリーになっています
この映画を観ようと思ったのは
最近入ってきた 新人職員ちゃんが
“よさそう”
と言ったからで
予告を見てみて 若干 迷った・・・ものの
予告を見てみて 若干 迷った・・・ものの
(大体 ストーリーが予測されることや
職業柄 病気のことやそのことを受け止めていく
心理過程については 教科書で 理解しているつもり・・・
そして なにより
父を51歳で亡くしているので
母や娘だった自分の 当時の感情を思い出してしまうことを
ちょっと ためらっていました...)
でも 今井美紀ちゃんに 会いたくなって 足を運びました
直ぐに映画の登場人物になりきってしまう私は
今回は今井美樹ちゃんです
キレイだし かわいいし スタイルもいいし・・・
私の好みだったりするの 

美樹ちゃんは製作発表のときに
「美和子の中にも様々な葛藤はありますが、彼女はそれをあえて飲み込んで、
家族の空気を上手にコントロールしている」と語っています
さらに
「どうしても“完璧な女性”と思われがちですが、わかりやすい完璧な美和子ではなく、
“強さ”もありつつ夫婦の間での“柔らかさ”も醸し出せるようにしたい」とも...
映画を観たあとで このような記事
を目にすると
十分に納得できます
妻として 母として 家庭を守り 夫を支える
鼻歌を歌いながら
『この道はいつか来た道。。。
ああ そうだよ
あかしやの花が咲いてる』
あかしやの花が咲いてる』
― この道 ― 北原白秋作詞 山田耕筰作曲
男性は 社会の中で闘ってきて
家庭で安らぎを求めるのではないの。。。
いつか その家庭さえも 理想的な一家の主を演ずるために
安らげなくなったりするの。。。
そういうことも 有るの。。。
数ヶ月前の私なら
癒しを与えていた 恋人の心境にもなっていたかな。。
“死なないで”
と妻も恋人も泣いてすがるの。
同じように 訴えるの。
確かに その思いは同じ 純粋に同じなのかも
でも・・・ 妻としては そんな夫を許せるかな
最期が近いからと言って そういう夫の一面を知ったら
やっぱり... 許せない
初めの感情は 許せないと思う...
でも そういう一面もあったからこそ 夫であり続けられたのか...
と思うと
恐らく 許すんだろうな... と思います
恋人としては
そりゃ辛い 寂しいに決まっている
表に堂々と出て行けない
堂々と 支えられない
日に日に 死期はせまり
話すことさえも儘ならなくなってくる
やっぱり 寂しすぎます
思い切って忘れられるものなら どれだけいいか
辛い選択だけど
自分の中でのけじめをつけるかのごとく
病床を訪れる
私なら どうするかな・・・
訪れること できるかな・・・
妻は 瞬間に悟ってしまうのだけど...
どんどんとストーリーを明かしてしまいますね・・・

お兄ちゃんの岸部一徳さん とってもいい
ストーリーが とっても締まるんですよ・・・
海のシーン
とっても とっても 素敵です
私は 自分の経験から 色んなことを思い出して
また これから自分だったら どうするかしら...と想像して
本当に 映画館で大泣きしてしまいました
今井美樹ちゃんに久しぶりに 会えたし
ひとり映画ですから 思い切り泣いちゃったし
満足しています
ここに載せた写真は 「象の背中」の公式ブログ
から お借りしてきました