http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131226-00000108-mai-soci


yahooニュースで 

谷垣禎一法相は26日、年内最後の閣議後の記者会見で、

今年8人に対して死刑執行を命じたことに関し、

「罪はもちろん憎むべきだが、

非常にかわいそうな子供時代を送った者(死刑囚)がほとんど。

こういう生き方しかできなかったのではないかと感じさせる面もあった」

と述べ、複雑な心境を吐露した。


との記事が掲載されていました。8人に死刑執行・・・・・


「被害者や遺族の無念」を考えると無実の人が何の落ち度なくなされたことにたいして
軽率にどうこう言ってはいけないのかもしれませんが、


「私が今まで(裁判)記録を調べてきた限りでは、

こんなに幸せな子供時代を送ってきたのに

こんなに凶悪な犯罪を犯したのかという者はほとんどいなかった」

と発言した。


この話を考えるに、罪を犯した人たちも生まれながらに、

得られるべき愛情や必要なもろもろのものに見放され幸せを知らないで成長し

その果ての結果が凶悪事件であると思うとなんだかかわいそうな気がしてなりません。


生まれ落ちた不幸ってあるのかな、
やり直したくてもそもそもやり直すにはあまりに高いハードルがある。
幸せには幸せの連鎖があり、

不幸には不幸の連鎖があり流れや方向性のようなものがあるよな気がします。


友人がイルミネーションが輝く美しい住宅街を見て、
ここに幸福ありと、世間に言いふらしているようだから
そういうことは怖くてできないわ。って話していて

そんなオーバーな!ってその時は思っていましたが
圧倒的な不幸が存在することを凶悪犯罪は物語っていますから
やはりあまりに自分の幸せを言いふらすのは、良くないことのようにも
思いました。


「最後に執行を命じる者としては

、ここにこういう人間がいたということを理解する姿勢が

必要ではないかという気持ちでやってきた」

と述べ、執行を命じる重みをかみしめるように語った。


望まれずに生まれ、厄介者として育ち、心荒れたまま犯罪に手を染める・・・・
そんな人の人生に、幸せなひと時、穏やかな心持があったのだろうかと、
ふとクリスマスや年末のお祭り気分の中で考え直してしまいました。


今年もあとわずか、
皆様、よいお年をお過ごしください。