最近仕事でずっと漢方に関した話を書いているんですが
中医学には、
五臓六腑という仮想的機能の臓器の世界があります。
肝、心、脾、腎、肺が五臓なんですが、
(まわりの胆、膀胱、大腸、胃、小腸、(三焦)が六腑)
心臓や肝臓、肺、腎臓など
実際の機能に重なる部分もありますが
プラス神経や精神的な部分まで加えちゃっている
独特の概念ですね。
漢方にはもともと陰陽五行説と言う、
人間と自然とを結びつける哲学が有るんですが、
五臓はこの五行説の考えにリンクしています。
この五行説もお互いがリンクしてかかわりあっているのが特徴なんですね。
陰陽説と言うのは、
世の中のあらゆるものには陰の部分と陽の部分があり、
入り混じって調和しているという考えです。
陰と陽は陰が10%なら陽は90%とか二つの要素が
一つの物に配分していると考えてください。
図、間違いました・・・こっちが正解です。
中医学の診察はは、オーダーメード医療で、
診断は一人一人の体質を判断して(それを証と言います)
その体質に合った処方をします。
証は、陰陽説を応用したものになっていて、
証を決める時、がっちり筋肉質タイプの実証と
虚弱で弱っぽいタイプの虚証とに分けます。
ついでにこちらも両方に資質が入り混じった中間証があって
中医学では中間証にバランスを近づけるように調節するのです。
とここまで中医学の概念を延々説明したわけは、
カラーの骨格診断と似てるな~ってふと思ったから!
骨格診断も、ストレート(筋肉・上半身優位)
ウエーブ(ぽっちゃり・下半身優位)
ナチュラル(たぶん骨・骨格優位・・・?)
中医学の実証はストレートタイプを連想させますし、
虚証はウエーブタイプを連想させます。
ただ、ナチュラルは中庸なのかと言うと、
これはちょっと違いますね。
アメリカには最近胸もあるけどお尻もある
八の字スタイルを骨格に入れる診断なども
有るようですが、
それがたぶん中庸(中間証)に近いのかな。